小樽キノコの会(須藤博昭会長)は、写真で楽しむきのこの魅力が詰まった「きのこ写真展」を、7月25日(水)から29日(日)まで、市立小樽美術館(色内1)1階市民ギャラリー1で初開催している。
きのこを愛する同会会員約10名が撮影した、小樽近郊や余市・仁木の後志の身近に生息しているきのこ147点(A4サイズ)を集めた。どのきのこも形も良く色も鮮やかで、一番良い状態を撮影。シャッターチャンスを狙った貴重な写真が並び、図鑑のような写真展となっている。
同会は、現在約50名が会員となり、5月〜10月の毎月最終日曜日に観察会を実施。その季節ならではのきのこを楽しみ、秋にはきのこ鑑定会を実施。採集したきのこを持ち込み、きのこ博士の鑑定を受ける。
その活動も今年で25周年の節目を迎え、これまでの活動で遭遇したきのこの写真を集めた展示会の開催に至った。
会期中は、会員が在廊して質問に応じ、かさの裏の色で毒があるかどうかの見分け方等、親切丁寧なきのこにまつわる話を聞くことができる。会場のきのこ写真の印象を目に焼き付けて、現場で生かしてもらいたいという。
本間稔事務局次長に注目を集める写真を尋ねると、「イタリア料理に使われる最高級のポルチーニ(ヤマドリタケ)やムラサキヤマドリタケ、黄色いかさが目印の猛毒のタマゴタケモドキ、生えた3時間ほどで液化してしまうといわれるヒトヨタケ、群生のナメコの写真もあり、会員にとってもなかなか遭遇できない写真も多い。色や形がそれぞれ違うきのこを展示し、ぜひこの機会に見に来てください」と話してくれた。
なお、毎年秋に開催されているきのこ鑑定会は、9月30日(日)を予定している。
きのこ写真展 7月25日(水)~29日(日)10:00~17:00(最終日15:00)
市立小樽美術館(色内1)1階市民ギャラリー1・入場無料
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