7月27日(金)から29日(日)の日程で開催される、第52回おたる潮まつり(平松正人実行委員長)に先駆け、まつりに花を添えるミス潮の山口沙希さん(21)と村上千草さん(22)が、踊りの初稽古に登場。
7月1日(月)に、小樽市観光物産プラザ(色内2)3番庫ギャラリーで、日本舞踊藤間流扇玉会・藤間扇玉氏による特別稽古が行われた。踊りの要点を覚えることで綺麗に踊れると励まされ、同会メンバー5名も駆けつけ練習会を盛り上げた。
山口さんと村上さんは、髪を結い上げ、潮の浴衣姿で気合十分。ミス小樽の大役となるミス潮として、27日(金)のふれこみと28日(土)のねりこみ時に、梯団の先頭で潮音頭と潮踊り唄の2曲を交互に踊りながら、街中を練り歩く重要な役目。
軽快な小樽潮太鼓に次いで、実行委員長の両脇にミス潮が並び先導する。市民や観光客から注目を集め、踊りの手本となる。
扇玉氏は、はじめに挨拶の仕方から指導し、指の先から目線・足元までポイントを伝え、1曲ずつ丁寧に分けて指導。仕上げに、参加メンバーも加わり輪になって踊り、扇玉氏の力強い掛け声「イヤハッ」が、会場に響き渡った。
ねりこみ初体験の山口さんは、「昔から曲は聞いていたが、踊ってみると難しい。見ている人も踊り出すよう楽しく踊りたい」と述べ、多少のねりこみ経験がある村上さんは、「波や天狗山など小樽らしいものが踊りになり、物語があることを知り、なおさら愛着が沸いた。皆さんが元気になるように踊りたい」と意気込みを述べた。
扇玉氏は、「第1回目の時から思いは同じ。小樽の伝統文化が浸透し、無事の成功を願うばかり。年々、小中学校を回る中で、どこかで稽古を受けている人も多くなり、曲になじんでいて、浸透してると実感し感動している」と、これまでの歩みを振り返った。
潮まつり踊り練習会は、7月3日(火)と11日(水)13:00から15:00まで、小樽市観光物産プラザ3番庫ギャラリーで、21日(土)19:00から20:30まで、都通り商店街で開く予定で、誰でも気軽に参加できる。
◎おたる潮まつり公式HP
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