森井秀明小樽市長の突然の退職に伴う小樽市長選挙の期日が、告示日:平成30(2018)年8月19日(日)、期日:平成30(2018)年8月26日(日)で行うことを決定したと、小樽市選挙管理委員会が7月9日(月)に発表した。
また同日、小樽市は、8月26日実施の出直し市長選を執行するための市長選挙費5,500万円を、市の貴重な預金である財政調整基金を取り崩し、一般会計に繰入れる専決処分補正予算を行った。
残り任期がわずか10ヶ月になって、政権投げ出しによる出直し市長選に賭ると言うからには、森井市長自らが実施しようとする重要政策(大義)を語り、その是非を市民に問うということでなければならない。
しかし、森井市長は街づくりについての何らの具体的政策を持っておらず、一度も口にしたこともない。森井市長がどういう方向に市民を導いていくかを説明できる市民が何人いるのだろうか?
市長は「議会が何でも反対」だから「民意を問う」というが、これまで3年間、議会は市長提案の予算案を可決してきており、議会と対決する構図を作ってきたのは、議会答弁で何度も嘘をつく、不誠意な森井答弁にあったことは明らかだ。二度の辞職勧告を受けながらも、「絶対にやめません」と言ってきたのは森井市長本人だ。
来年4月には、統一地方選が予定されており、市の貯金を5,500万円取り崩して行われる今回の出直し市長選は、民意に問う大義が無く、自身の再選狙いだけの身勝手な選挙でしかない。市民はどのような答えを出すのだろうか?
大義なき身勝手な出直し市長選だとしても、各候補者に問われるのは、人口減少・少子高齢化・経済の停滞・財政の破綻等の直面する市の重要課題に真正面から取組み、小樽の子ども達のためにも近い未来の街づくりのチャート(海図)を具体的指し示すことだ。
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