おたる水族館(祝津3)は、春のこの時期限定でヤリイカの展示を、4月23日(月)から本館1階北の魚たちコーナーで始めた。
姿が槍のように細長く見えることから、”ヤリイカ”と呼ばれたのが始まり。
同館の担当職員は、これまでに2回ほど、地元の漁師に同行し古平で捕獲。27日(金)には、体長20〜45cm約90匹のヤリイカが、水槽の中を優雅に泳ぐ姿を楽しむことができた。
イカ漁は、春先に海水温が上昇すると、産卵のために沿岸に寄ってくるところを漁獲する。産卵を終えると一生が終わり、寿命は1年ほどと短い。
半透明な体色が微妙に変化しながら、神秘的な姿で優雅に泳ぐ姿を観察できるのは珍しい。良く見ると、前進・後進も自由自在。
ミミと呼ばれるヒレは、体のバランスを取っている。イカスミには粘り気があり、旨み成分のアミノ酸を多く含み、料理に適しているという。刺身や寿司などで食されている。
イカが獲れている期間のみの展示となり、GW頃までは見られるとのこと。
高橋徹飼育員は、「なかなか水槽で泳ぐヤリイカは見られない珍しい展示。ゆっくりと泳ぐ幻想的な姿をご覧いただきたい」と話した。
来館者は、綺麗な姿で優雅に泳ぐイカにうっとり見とれていた。
ヤリイカの展示 4月23日(月)からイカが獲れている期間のみ(1〜2週間程度)
本館1階北の魚たちコーナー
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