小樽市と東洋水産株式会社北海道事業部は、幅広い分野で連携するパートナーシップ協定を締結した。
その締結式が、3月26日(月)13:30から、市役所(花園2)2階市長応接室で開かれ、同事業部・楠学事業部長と副事業部長や工場長が、市からは森井市長ら4名が出席した。
同社は、1953(昭和28)年3月25日に、東京築地で冷凍マグロを扱う水産会社として創業、65年を迎えた。北海道では1963(昭和38)年、釧路にすりみ工場を、翌年、札幌市宮の沢にできるだけ北海道の原材料を使って、道民の嗜好にあった商品を開発しようと、即席麺工場と営業部をおいた。今でも袋ラーメンややきそば弁当は高い支持を得ている。
2012(平成24)年5月に、即席麺工場並びに営業拠点を札幌市から本市へと移転。即席麺・生麺・魚肉ハムソーセージ商品の大規模生産拠点と、北海道地区限定商品開発を行う研究部門・営業部・冷蔵部門を集約した。
同事業部は、これまでも災害時の食料供給や工場見学の受け入れ、食育の推進などに関し協力してきた。
この協定は、おたる潮まつりへの協賛をはじめ、本市の観光振興や食育、シティセールス、健康及びスポーツの推進、災害時の対応に関する事項等と連携協力し、魅力的で持続可能な高い地域社会を創造することを目的に、相互に強いパートナーシップを構築することを確認するもの。
楠事業部長と森井市長が協定書に署名し、締結の証として協定書を交換した。
森井市長は、「これまでも様々な場面でまちづくりに協力をいただいている。この度協定書を結び、観光振興に関する取り組みや教育関係など、様々な分野の中で協力をいただけることとなり大変心強く思っている。知名度が高いブランド力を活用させていただきながら、市の発展に向けて取り組みたい」と感謝した。
楠事業部長は、「もともとのスタートが地元に根付いた事業をと、せっかく小樽市に移ったので、昨年7月に、小樽潮まつりに協賛した。それをきっかけに検討を続け、本日の締結に至った。もっと市との取り組みを強化していきたい。
今後は、小中学生の工場見学や食育のために活用してもらい、商品開発では、小樽あんかけ焼きそばにも取り組み、盛り上げていきた」と意欲を示した。
◎東洋水産株式会社