創業60周年を迎えたおたる水族館(祝津3)は、3月17日(土)9:00から通常営業を開始した。早朝から除雪に追われ、気温も低めに経過したが、イルカスタジアムや海獣公園でのショーは、大勢の観客を楽しませ拍手や歓声が沸き起こっていた。

海のパノラマ回遊水槽前には、北海道の野生の海獣達を解説パネルとプロジェクター映像で紹介。長さ3m高さ1.7mほどのトドの剥製や、1990年から2007年までショーで活躍したトドのサブロー(オス23)の骨格標本も初公開した。

冬期間閉鎖中だった海獣公園のショーも始まり、セイウチやアザラシ・ペンギン・トドのショーを楽しみにしていた観客が集まった。
アザラシのショーでは、2014年から休んでいたもえが、出産と子育てが終わり、本日から復帰。観客は、4頭の身体能力の高さに驚き拍手を贈った。

13:10から1日1回のみのフンボルトペンギンの海まで遠足では、片道50mの路をヨチヨチ歩くペンギンの様子を一目見ようと、観客が取り囲んだ。50羽のうち13羽が遠足に参加。警戒してなかなか海に入らなかったが、飼育員の誘導で次々に入り、ゆうゆうと泳ぎまわった。
観客は、飼育員のペンギンについての解説に耳を傾けながら、ペンギンの可愛い仕草をカメラに収めていた。

タイミングが良ければ、午後からの給餌を見ることができ、本日2回目となるアゴヒゲアザラシが28kgのニシン・ホッケ・サバを食べる様子を見学した。
同館ファンの安岡真裕子さんは、「骨格標本を見て、実物のトドを見ると良く分かった。アザラシのショーでは、マコちゃんが上手だった」と、通常営業初日を楽しんだ様子だった。
出産保育プールでは、ゴマフアザラシのモンコとワカメが出産を控えている。白い産毛の可愛い赤ちゃんが見られる日も近い。
◎おたる水族館HP
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