小樽市議会(鈴木喜明議長)平成30年第1回定例会の予算特別委員会(前田清貴委員長)は、3月9日(金) 最終日を迎え、森井秀明市長の予算案に対する修正案が可決された。
福祉をはじめとする各予算の2%縮減を求めながら、自身の交際費を33%大幅増額するような、でたらめな森井市長の予算査定は、今議会で問題とされてきたが、最終日、予算計上の理由や根拠・妥当性などが明確にされなかった事業について、約8億円の減額修正案が議員から提案された。
提案者代表の自民党・濱本進議員は、森井市長に対し、「厳しい財政状況に対する姿勢や努力が不十分」と指摘した。
さらに、市長の不誠実な態度が中央バスとの関係を悪化させ、結果的にふれあいパス事業費が4千万円の大幅増額となったにも拘わらず、その財源について「対策を講じた形跡が確認できない」と指摘し、市長が出来ないなら、「代わりに議会が財源対策を講ぜざるを得ない」と、提案理由を述べた。
約8億円の大部分は、除排雪業務委託料の7億8,464万円。同議員は、「市民のための除排雪が実施されず、不満や不安が生じている総合除雪は見直す点が多数指摘される。今年度と同様の予算計上では、同じことが来年度も繰り返されることが予測される。除排雪業者や交通事業者を交えて、バックデータを基に緻密に検証した上で明確な基準を設け、必要十分な予算を計上することを求める」とし、全額を減額した。
このほか、市長交際費を100万円からこれまでの75万円、2年間実績の無かったIT関連企業等誘致促進補助金1千万円を、対象企業や内容の見直しを求め0円へ減額するなど、6事業1,860万1千円を減額した。
減額修正した額は合わせて8億324万1千円になり、修正後の一般会計予算案の総額は551億1,031万1千円になった。
◎H300309小樽市議会予算特別委員会 共産・酒井、川畑、民進・髙橋、中村、公明・千葉各議員
◎H300309小樽市議会予算特別委員会 自民・中村、濱本各議員
◎H300309小樽市議会予算特別委員会 予算修正案採決
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