ふれあいパスに2億円! 予算特別委4日目


 小樽市議会(鈴木喜明議長)平成30年第1回定例会の予算特別委員会(前田清貴委員長)は、3月6日(火)に4日目を迎え、13:00から市役所(花園2)第2委員会室で、厚生常任委員会所管の予算案について審議が行われた。
 森井秀明市長の失政により、市の負担が4,350万円も大幅に増額したため、新年度2億350万円が計上された「ふれあいパス事業」に関連する質問が行われた。
0306council.jpg 公明党・斉藤陽一良議員は、財政負担が増加した同事業を継続していくための制度見直しの必要に触れたが、長年かかって培われた市民と事業者と市との信頼関係をズタズタに破壊した森井市長には、「制度の見直し案を提案する権利は無い」と強く指摘した。
 同議員は、「失政が原因であると分かっていても、ふれあいパスの予算は通さざる得ない」とした。
 自民党・横田久俊議員は、ふれあいパス事業を継続していくために事業費を1億5,000万円に圧縮していきたいとする担当者の説明に対し、検討の進捗状況を質した。
 担当者は、事業費縮減等のために、「ICカードシステムの導入について中央バスと協議中であり、サピカを使った積丹町の方式が低コストで参考になりそうなので、情報収集している」ことを明らかにした。
 同議員は、富山市で実施されている、65歳以上を対象に市内各地と中心市街地間の公共交通機関が100円になる「おでかけ定期券」が、中心市街地活性化と高齢者福祉施策の機能を合わせ持ち、事業協賛店の買い物では特典も受けられる経済施策も兼ねた制度であることを例に挙げ、「ふれあいパス事業もただ料金を安くするだけではなく、綿密な制度設計を検討するよう」求めた。
 富山市おでかけ定期券
 H300306小樽市議会予算特別委員会 公明・斉藤、松田、自民・横田。山田各議員
 H300306小樽市議会予算特別委員会 共産・酒井、高野、民進・髙橋、佐々木各議員