おたる水族館(祝津3)は、冬ならでは楽しみ方満載の冬期営業を、12月16日(土)から開始。開館を待ちわびた人々で賑わった。
平成30(2018)年2月25日(日)まで、年末年始も休まず営業。遊園地と海獣公園は閉鎖中だが、冬ならではの楽しい企画を用意している。
そのひとつ「ペンギンの雪中さんぽ」は、今年6月に生まれたゆきとピースケ(どちらもオス)がメンバーに加わり、12羽のジェンツーペンギンが屋外のペンギン広場の特設コース70mを、飼育員の解説が流れる中で2周し、ペンギンを間近で楽しめる貴重な時間。
歩く速さはそれぞれで、列を作ることもあれば、コースアウトもしばしば。雪の上に腹ばいになったり、コースを仕切るロープをかじったりと、色々な表情が楽しめ、シャッターチャンス満載だ。
散歩コースの下には、アザラシのモモたろうとピヨ太に会える凍るど!プールを開始。給餌を公開している。
その横には、淡水温6.8℃の「なんまらしばれ槽」と名付けた水槽に、イトウ2匹が引越して来た。イトウは、4〜5月に繁殖期を迎えると体に婚姻色(赤)が出るなど、繁殖と水温の関係について実験を兼ねた初の試みとなる。
この他、正面玄関から入ってすぐの水槽には、アカウミガメとアオウミガメを展示。冬・命の輝きでは、10月28日に産卵したサケの卵(1月4日孵化開始予定)や、12月8日に産卵したホテイウオの卵(1月下旬孵化開始予定)、10月11日に産卵したハタハタの卵(2月6日孵化開始予定)を展示している。
オタリアやイルカのショーが行われるイルカスタジアムは、初日から大勢の観客で賑わい、11:30の雪中さんぽでは、国内外から大勢の観客がコースを囲み、可愛いペンギンの様子を楽しんだ。
江別から毎週訪れている田中翼介君(小3)は、「ペンギンが雪の上に寝転がっていたり楽しかった」と話し、兄の柊介君(小5)は、「待ちに待った冬期営業開始日。イルカ達に久しぶりに会った。ペンギンの雪中さんぽでは、シャッターチャンスが多く、良い写真が撮れた」と喜んでいた。
おたる水族館冬期営業 12月16日(土)〜2月25日(日)10:00〜16:00(入館15:30まで)
入館料金:高校生以上1,000円・小中学生400円・幼児(3歳以上)200円
◎冬期営業のご案内
◎関連記事