市消防庁舎玄関ドアにステッカー!火災報知機をPR


otarufire1.jpg 小樽市消防本部(花園2)では、小樽市防火協会の協力を得て、同庁舎正面玄関自動ドアに、住宅火災報知機の設置と取換えを促すステッカーが、12月14日(木)の午後に完成。同本部を訪れた人々は、いつもと違う自働ドアに注目していた。
 2006(平成18)年6月1日に改正消防法が施行され、住宅用火災報知機の設置が義務付けられた。同本部でも、市民に住宅火災報知機の設置に力を入れてPRしてきたが、2017(平成29)年6月1日時点で、昨年度の設置率74%から今年度の設置率は69%と落ち込んだことが分かった。全国設置率81.7%・北海道設置率84.6%よりも下回る結果となった。2011(平成23)年6月1日から全ての住宅に設置が義務となっている。
 また、住宅用火災報知機は、古くなると電子部品の寿命や電池切れなどで火災を感知しなくなるため、10年を目安に新しい物と交換を勧めている。
otarufire2.jpg 同予防課予防係・姉帯友貴さんは、正面玄関に設置促進とこれまでの報知器の点検・交換をPRするステッカーを企画。12月10日から末日までの平成29(2017)年度歳末特別警戒の実施に合わせて完成させた。
 同特別警戒は、年の瀬を迎え、火気を取り扱う際の不注意や不十分な防火管理による火災の発生を未然に防止し、全ての住宅に設置が義務付けられている住宅用火災警報器の一層の普及促進を図り、火災による市民の財産の損失及び死傷者の発生を防ぐことを目的としている。
 自働ドアには、小樽消防本部のマスコット・ショウちゃんと、全国で使われているキャクターの10年たったら「とりカエル」君を起用し、大きな文字等のステッカーを貼り付けた。
 同本部では、正面玄関の目立つステッカーにより、今後の住宅用火災報知機の設置率の増加と古いものは直ちに交換するよう期待を寄せている。
 平成29年度歳末特別警戒の実施について(小樽市消防本部・小樽市消防団)
 住宅用火災警報器の設置率等の調査結果
 10年たったら、とりカエル。