小樽天狗山スキー場が、12月9日(土)9:00から、今シーズンの営業を開始した。雪を楽しむ外国人観光客と、市内外の初滑りを楽しむスキーヤーやスノーボーダーで賑わった。
11月19日にまとまった雪が降り、その後、融けることなく順調に降雪があり、ゲレンデ作りに努めてきた。山麓の積雪は30cmだが山頂の積雪は80cmと、予定通りにオープンすることができたという。
ゲレンデを安全に楽しむためには、さらに降雪が必要で、ロープウエイは運行中だが、リフトは、山頂ファミリーリフトのみを運行させ、ファミリーコースのみ滑走が可能となった。
天狗山観光事業部営業課・吉江翼業務主任は、「天狗山に勤務して13回目の冬を迎え、様子は当初とは変わり、スキーシーズンもインバウンド観光で賑わっている。今シーズンは共通1日券ができた。朝からナイターまで11時間利用でき、思う存分楽しんでもらいたい。行事に合わせたイベントも開催し、市民の方々にも親しんでもらいたい」と話した。
スキーやボードを楽しみにしていた子どもからシニアまでが、次々とゴンドラに乗り込みリフトに乗り換えて、氷点下3℃の凍える寒さの中、初滑りを堪能。ゲレンデに思い思いのシュプールを描き、スキーシーズンの幕開けを楽しんでいた。
真っ赤な揃いのウエアでテングヤマスノースクールインストラクターも、本日と明日、講習会を開き、スクールに備えて準備を開始した。
札幌から訪れたスノーボーダーは、「楽しみにしていた」と話し、余市からの家族5人連れは、初すべりを楽しんだ。市内男子中学3年生2人は、「初滑りで、コースはならしてあり滑りやすかった。シーズン中は、飽きるまで楽しみます」と話した。
2年前から麓に移住した上森幸洋さん(62)は、「43年前に初めてこの山を滑った。この山はきついコースがあり、ここを滑っていれば、他の山では大丈夫だ。今シーズンも怪我をしないように楽しみたい」と颯爽とスキーを滑らせていた。
今後、山麓までのコースが滑走可能となれば、ナイター営業を開始する。積雪状況にもよるが、16日(土)を予定している。
◎小樽天狗山ロープウエイ・スキー
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