小樽市(森井秀明市長)は、12月に開催予定の市議会(鈴木喜明議長)第4回定例会に提案する条例案・補正予算案を、11月28日(火)に発表した。
この中で、第3回定例会で、内容が軽すぎるとして否決となった、森井市長の高島漁港区における条例違反に対する減給条例案が、「市長の2018(平成30)年1月分の給料月額を50%減額する」内容で、再度、提案されることが分かった。
前定例会では、「1カ月10%減」の内容について、「事の重要性に対する反省や誠意ある謝罪の姿が感じられない」といった理由で、内容を再考するように議会から突き返された格好となっていた。
今回、前定例会で議論となった、ふれあいパス事業の事務手続きの法令違反についても、減給理由に加えた上で、他市の状況なども参考の上、「1カ月50%減額」としたと、担当者から説明があった。
この他、現在、空席となっている小樽市保健所長の定年を、現行の65歳から68歳に延長する条例案の提案が行われる。
これは、2016(平成28)年4月末に前保健所長が、定年前退職をした結果、まだ後任が決まっていない現在、話を進めている北海道の医療行政経験者が就任するための措置。
補正予算案については、一般会計・介護保険特別会計、合わせて総額5,835万4千円。主なものは、臨時福祉給付金給付事業において超過交付となっていた国庫支出金の返還金2,574万円など。
◎平成29年小樽市議会第4回定例会提出予定議案
◎平成29年第4回定例会補正予算(案)の概要