小樽市は、在住外国人を対象に「日本文化体験会」を、11月18日(土)9:30から、小樽市生涯学習プラザ(富岡1)で開催し、留学生やALTなど10ヶ国19名が参加した。
同体験会は、小樽に住む外国人に、日本文化に対する理解を深めてもらおうと、小樽市と小樽市文化団体協議会が主催、小樽ユネスコ協会が共催した。1994(平成6)年から始まり、今年で24回目となる。
今年度は、華道家元池坊小樽支部(米山良子支部長)、表千家小樽吉祥会(布施宗悦代表)、小樽書遊会(木村重夫氏)が講師となり、それぞれの会の会員も助っ人で参加し、外国人の指導にあたった。
参加者は、6〜7名ずつ3班に分かれ、3つの教室を順番に回った。
華道体験では、 ガーベラ・菊・ゴット・ソリダコの4種類の花が用意され、生け方を説明。個性ある作品が次々と完成した。
アメリカから今年4月に来日したマイケル・アリソンさん(20)は、「生花を体験し素晴らしかった。日本文化について分からないことが多いので、知るために初めて参加した。茶道や書道も楽しみ」と話した。
同国から来日のデイトレック・ストロイバーさん(20)は、「初めてで、とても良い経験です」と話した。
書道では、木村氏の説明を聞いた後、「平和」「花」「愛」などの文字を手本を見ながら書いた。木村氏は、「書きやすい文字を選んだ」と話し、日本の4つの文字(漢字・ひらがな・カタカナ・ローマ字)についても解説。
参加者は姿勢を正して筆を持ち、好きな文字を半紙に書いた。初めてとは思えないなかなかの出来栄えで、バランス良く文字を書いてみせた。
茶道では、目の前でお茶を点てる様子を見ることができ、布施代表による頂き方や茶碗の拝見の仕方の指導があり、見よう見まねで体験した。同じお茶でも器で味が違い、今回は萩焼きの茶碗が使用された。
お茶の前には和菓子を味わい、「大変美味しい」と満足した様子だった。
◎関連記事