小樽市文化祭関連事業として、11月4日(土)・5日(日)の両日10:00から15:00まで、市立小樽美術館(色内1)1階ミーティングルームで、表千家小樽吉祥会(布施宗悦代表)による「お茶会」が開かれている。
同会会員30名のうち、布施代表をはじめ15名が、着物姿で協力。お茶の点て方を披露したり、お茶を運んだりしていた。同会と交代で、裏千家茶道と煎茶道方円流もお茶会を開催。
季節に合わせた柿と菊の葉の干菓子と抹茶「吉祥(きっしょう)」を無料で提供。各日、100食分を用意。例年100名ほどが来場しているという。
市民らは、文化祭の作品展や企画展を鑑賞した後に訪れ、抹茶と菓子を味わい、静かなひと時を過ごしていた。
布施代表は、「美術館の会場に立礼席を設け、御点前(お茶を点てる作法)を披露して、皆さんに喜ばれてます。毎年、楽しまれています」と話した。
堅苦しい作法は気にせずに、茶道を知らなくても、気軽にお茶を嗜むことができる。市内の女性2人連れは、「その場で点てたお茶を、久しぶりにいただき美味しかった。あまり触れる機会のない茶道に接することができ、一般の市民の方が見る良い機会だと思う。若い方にも興味を持ってもらいたい」と話した。
同会は、小樽在住の外国人を対象とした日本文化体験会や和を遊ぶに参加するなど、日本独特の伝統文化を広く伝え、体験会を開いている。
5日(日)も10:00から15:00まで、同会場でお茶会が開かれる。
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