森井市長の放漫財政を糾弾!決算特別委


 小樽市議会(鈴木喜明議長)の決算特別委員会(酒井隆行委員長)が、10月27日(金)13:00から市役所(花園2)で始まった。
 例年であれば、10月初旬には終了する決算委員会だが、第3回定例会が森井秀明市長の言動等を巡り大幅に期日が延長されたため、同委員会の日程がずれ込んだ。
 委員会日程
 平成28(2016)年度一般会計決算は6億6,300万円の黒字だが、平成27(2015)年度の黒字額19億2,200万円から12億5,900万円も大幅に減少した。さらに単年度収支については、2億9,800万円の実質的な赤字で、これは平成25(2013)年度以来の赤字となった。
1027council.jpg 公明党・斉藤陽一良議員は、市税や交付税が伸びる要素が無く、むしろ減っている中で、医療費助成の拡大や森井市長の体たらくが、ふれあいパスの市費負担の増大を招いた状況などに触れながら、「とんでもない放漫財政。社会インフラの整備など財政需要が減る要素が無い中で、赤字ばかり増やして財政が破綻したらどうするのか」と質すとともに、前市長が築いた市の貯金である財政調整基金を、森井市長が食い潰していることにも言及した。
 また、斉藤議員は、市の中期財政収支見通しの中に掲げられている、毎年10億円規模の収支改善目標額が達成されないと財政の帳尻が合わなくなることについて、「無理な話。財政再建計画を新たにきちんと策定して対応しなければ、財政破綻は目に見えている」と強く指摘した。
 さらに、こういう状況の中で、高島漁港における森井市長の条例違反に対して訴訟が起きた場合、同議員は「訴訟費用や損害賠償金については、市民の血税を使うべきではない」と主張した。
 次回、同委員会は、11月15日(水)開催。総務・経済両常任委員会所管事項に関する質疑が行われる。
 H291027小樽市議会 決算特別委員会1(自民・山田、中村、民進・面野各議員)
 H291027小樽市議会 決算特別委員会2(公明・松田、斉藤、共産・酒井、小貫各議員)
 小樽市中期財政収支見通し「平成29(2017)~平成33(2021)年度」