鉢の中に大自然!文化祭の盆栽展


bonsaiten.jpg 小樽市文化祭の盆栽展が10月19日(木)から22日(日)まで、市立小樽美術館(色内1)1階多目的ギャラリーで開催されており、小樽盆栽会会員22名による作品が展示されている。
 盆栽は平安時代に始まり、江戸時代には一般の庶民にも広がり、全国で楽しまれるようになったと言われているが、近年は、海外でも大変人気となっている。会場には台湾や中国の観光客も訪れ、熱心に鑑賞する姿が見られた。
 市長賞を受賞した星野健一さんは、盆栽を始めて2年。以前は園芸を楽しんでいたが、「盆栽は奥が深く、何よりもセンスが求められる」と話す。
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 市長賞の作品は、四国の黒松で樹齢80年。指導を受けながら、浅い鉢に植え替えをするために思い切って根を短く切り、根張りが強調されるように木の姿を整えた。
 ミニ盆栽を出品した小坂美智恵さんは、盆栽歴10年になる。病気を患い、たまたま見たミニ盆栽から気をもらい元気になれた経験から、最初は鑑賞だけだったが、自らも盆栽を作るようになった。
 出品したのは黒松を主木とした7点飾り。特に旭岳の金庫岩をイメージして自作した陶器に土を詰めて作り上げた1点は、小さいながらも雄大な風景を感じることができる自慢の作品だ。
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 盆栽は色々な方法を使って、自分がイメージする姿に作り変えていくことに大きな醍醐味があり、今回、落葉松の作品を出品した柴田誠治さんは、「同じ木でも、作り手によって全く違った姿になる」と話してくれた。
 小樽盆栽会では、4月から10月まで毎月1回、長橋の苗穂公園に集って講習会を開き、技術や知識の向上を目指して学んでおり、現在、2018(平成30)年度の新会員を募集している。
 入会に関する問い合わせ:080-1971-3933 同会事務局
 盆栽展10月19日(木)~10月22日(日)10:00~15:00
 市立小樽美術館(色内1)1階多目的ギャラリー
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