10月9日(月・祝)の体育の日にあわせ、小樽市と教育委員会は、10:00から総合体育館(花園5)アリーナBコートで、市民体力テスト会を実施した。
64歳以下3名と、65歳から83歳まで13名の計16名が2組に分かれて参加。公認体力テスト指導員及び判定員に同市スポーツ推進委員会(辻邦弘委員長)9名が務め、種目の説明や手本を見せたり、タイムを計測するなどに対応した。
毎年、体育の日の恒例行事となる同テスト会は、自分の体力の実態を知ることにより、体力づくりと健康維持について関心を深め、日常生活の中で自分に適した運動・スポーツを正しく実践するための動機づけを目的としている。
握力・上体起こし・長座体前屈の3種目は2組共通。残り3種目は、64歳以下が、反復横とび・20mシャトルラン(往復持久走)・立ち幅跳び、65歳以上が、開眼片足立ち・10m障害物歩行・6分間歩行を行った。
65歳以上の市民は、日頃から体力維持を心がけている人が集まり、はつらつと種目をこなしていた。
目を開けたまま2分間、片足立ちする種目では、ふらついて足を降ろしてしまった人もいたが、最後まで安定したバランスを保ち、クリアする参加者も多かった。2回目で、クリアした参加者からは笑顔がこぼれた。
6分間で何m歩くことができるか計測する種目では、それぞれ自分の速さで歩ける力を試していた。この他、2m間隔で6つの障害物を避けて歩く10m障害物歩行も行われた。
15歳の娘と参加した市内40代の父は、「体育の日なので参加した。体力が低下していると感じた。続けて参加すると自分の体力が分かると思う。体に気をつけて動くようにしたい」と話した。
渡辺勝さん(74)は、「初めて参加した。普段から歩いているせいか、6分間歩行では、10周回れ700m歩くことができ、面目を果たせた。これからもいつも通り、歩く健康法を懲りずに続けたい」と話した。
同・吉田友美副委員長は、「最近では、体力向上を心がけている高齢者が増えている」と話した。
全国共通の体力年齢判定基準表と各種目の点数の合計を照らし合わせ、自分の体力年齢が判定される。20歳から64歳までは、A~Eランクと体力年令が判定され、高齢者には、AからEまでのランクで判定する。今日の結果の認定証は、後日、郵送される予定。
同委員は、現在16名が所属し、老人施設等で体力テスト等の出前講座や市のスポーツ関連行事に協力。スポーツを通じて、健康増進に努めている。
◎新体力テスト実施要項
◎巡回体力テスト会
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