市長、相変わらずの逃げ答弁 代表質問2日目


 小樽市議(鈴木喜明議長)の第3回定例会代表質問2日目が、9月12日(火)13:00から、市役所(花園2)本会議場で行われ、公明党・千葉美幸、共産党・高野さくら両議員が、それぞれ質問した。また無所属の中村岩雄・石田博一・安斎哲也各議員が、質疑及び一般質問をそれぞれ行った。●質問要旨
 11日に続き、千葉・高野両議員も、高島漁港区で森井市長の後援会関係者に対して行われた一連の許可における条例違反について質問を行った。
 千葉議員は、市コンプライアンス委員会の調査結果を受けて、是正措置と再発防止策を講ずべきとした上で、市長自身の処分について具体的な考えを質問した。
0912coucil.jpg 市長は、「私の責任の取り方につきましては、現段階に置いて具体的な内容をお示しすることはできませんが、相応の責任の取り方として、減給条例の提案も念頭に置き、なるべく早く自らを律することと考えております」と答えた。
 高野議員は、「市長が議会初日の提案説明で、職員に先行して自らを律することも考えていると述べていることからも、今議会中に何らかの責任を取るべき」と質したが、市長は、「責任の度合いを精査中。調整次第示したいが、何時ということは断言できない」と繰り返した。
 また、市総合計画策定のための審議会委員の人選について、市民枠をこれまでの公募ではなく、森井市長が人選を行うこととしたことに対し、「中小企業振興基本条例検討委員会の委員に、森井市長と一緒に辻立ちをしている人がいる。今回の総合計画審議会委員の人選に、このような市民の誤解を招くようなことはないか」と質した。
 市長は、「私と行動を共にしているかどうかなどに関わらず、ふさわしいと考える人を委員にしたい」と述べたが、高野議員は、「公平性を保つのであれば、市長が認めた人を選ぶのではなく、市民公募をして選ぶべきだ」と指摘した。
 上林猛副市長が、「中立的な人選をしてくれるだろうと思っている」と、希望的観測で擁護したが、議場からは、「なぜ公募ではだめなのか」といった声が多く発せられるなど、これまでの森井市長の行動に対する根強い不信感を伺わせた。
 破格の待遇で自身の後援会幹部を職員に採用したことを批判され、後援会関係者に対する許可が第三者機関から条例違反を指摘されているにも関わらず、森井市長の辞書には「李下に冠を正さず」という言葉は全く無いようだ。
 この日は、安斎議員の質疑途中で、市側の答弁に整合性がなかったことから、休憩を挟みながら夜間まで答弁調整が行われたが、結局市側の答弁調整が間に合わず、本会議は延会となった。あんてつが行く!
 H290912小樽市議会本会議1 H290912小樽市議会本会議2
 H290912小樽市議会本会議3 H290912小樽市議会本会議4
 関連記事