株式会社ニトリホールディングス(札幌市北区・白井俊之代表取締役社長兼COO)は、9月1日(金)に小樽芸術村をグランドオープンするにあたり、8月30日(水)10:00から報道向けに内覧会を開いた。
昨年7月に、ステンドグラス美術館(旧高橋倉庫)とアールヌーヴォー・アールデコグラスギャラリー(旧荒田商会・現ミュージアムショップ)が先行オープンし、多数の来場者で賑わっている。
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内覧会で初公開となり注目が集まる似鳥美術館は、かつて小林多喜二が働いていた北海道拓殖銀行小樽支店(1923年竣工)の面影を残し、ホールの2階までの吹き抜けにある6本の円柱が目を引くモダンな建物。
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地下1階には、ヨーロッパやアメリカで大流行したアールヌーボー・アールデコグラスギャラリーを開設。これでの旧荒田商会の展示よりも4割ほど増やし、より見応えがある。
1980年~1930年にかけての装飾豊な硝子の花器やランプを展示紹介。1900年頃のガレのモダンな花器がずらりと並び、ドームの風雲樹林文ランプは、森の木が表現され印象深い。
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8月にオープンした旧三井銀行小樽支店(1927年竣工)は、鉄骨鉄筋コンクリート造りの地下1階と地上3階。外観は、重厚な石積みのルネサンス様式で、明治末から昭和初期にかけての小樽の繁栄を物語る。ここでは、地下の貸金庫室や2階の会議室・応接室・回廊などを公開している。
30分に1度、万華鏡ををテーマにした7・8分ほどのプロジェクトマッピングを天井に映し出す予定だ。
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