森井市長は条例違反!コンプラ委の調査結果


 小樽市コンプライアンス委員会(山口均委員長)は、森井秀明市長が行った高島漁港区における観光船事業者への一連の許可が条例違反であるとした調査結果を、8月21日(月)に森井市長に報告した。
 この調査は、森井市長が、自身の後援会関係者がオーナーを務める観光船事業者に対し、漁業関係の施設に限定されている高島漁港区に観光船事業施設を設置する許可や、観光船の係留の許可を行ったことは条例違反であるとして、2017(平成29)年1月と3月に同コンプラ委に寄せられた公益目的通報に対して行われたもの。
 一連の許可については、昨年9月に開催された定例市議会でも取り上げられ、条例違反や漁業活動に多大な支障を生じていることなどが各議員から指摘されたが、森井市長は条例に則って行っているとの一点張りの態度を崩さず、その後に開催された定例市議会や委員会でも継続して問題とされてきた。
 この度のコンプラ委からの調査結果報告に対し、森井市長は、「本日、小樽市コンブライアンス委員会からの報告があり、いずれも、通報対象事実ありとの結果でした。市としては、法令の趣旨に則り、適正な行政手続きを進めてきたものと考えていましたが、今回、このような調査結果となりましたことを、大変、残念に思っています。今後、報告内容を構査し、適切に対応してまいりたいと考えています。」と文書によるコメントを発表した。
 ◎市長文書コメントと公益通報に係る調査結果について
 森井市長自身の不適切な行為への指摘に対し、”心配無用”と強弁を張っていた森井市長だが、8月25日(金)に開催予定の市議会建設常任委員会では、コンプラ委の調査結果を受けて厳しい追及が行われることになりそうだ。
 平成29年度第2回小樽市コンプライアンス委員会議事録 関連記事