市内中学校へ寄贈!雑巾とネット安全ガイドブック


 北後志地区郵便局長夫人会(渡辺真由美代表)と公益財団法人日本公衆電話会道央支部後志分会(武川俊司会長)は、小樽市内12校の中学校へ、雑巾とネットを安全に使用するためのガイドブックの寄贈があり、その贈呈式が、8月8日(火)14:00から小樽市教育委員会(花園5)2階教育長室で開かれた。
dust-cloth1.jpg 北後志地区郵便局とは、小樽・積丹・仁木・余市・赤井川・古平の45局・45人で構成される。同夫人会は、手作りの雑巾を寄贈する取り組みを、2015(平成27)年8月から実施し、今年で3回目となる。1回目は200枚・2回目は250枚。3回目の今年は、昨年より50枚多い300枚の寄贈となった。
 今回の雑巾は、市内のうしお会(32局・32名)と前代表の協力で、各々がタオルや不要になった布を再利用して、ミシンや手縫いで作っている。
 林秀樹教育長は、「綺麗に縫ってあり使いやすいと、とても評判が良く希望する学校が多い。お金ではできないことを生徒が感じる機会にもなり、大事に使っていると聞いている」と寄贈を喜んだ。
 渡辺代表らは、「喜ばれて嬉しく思う。雑巾を作る張り合いがある。中学校の親御さんは仕事があり忙しいと思うので、お役に立てれば」と話した。
dust-cloth2.jpg 寄贈された雑巾は、各中学校で、2学期から使用できるように、学校規模に合わせて配布する予定。関連記事
 引き続き、同後志分会(会員80名)は、今年7月に完成した「中学生のためのネット安全Guide book」800冊を寄贈した。
 贈呈式には、同会・武川会長と同会・北海道総括支部谷澤俊一事務局長が出席。これまでも、本市に、緊急時の公衆電話のかけ方などを紹介する「こども手帳」を、2010(平成22)年に冊子版を、2016(平成28)年に電子版「こども手帳」を670枚寄贈している。
 その継続施策として、中学生を対象にインターネットを安全に使ってもらおうと、発行したばかりのガイドブックを、道内では小樽が最初の寄贈先となった。
 武川会長は、「ネットのない社会は考えられないし、携帯は防犯の意味でも必要だが、危険性について保護者の方々にも認識してもらいたい。ぜひ、ガイドブックを活用してもらいたい。netguide.jpg道内で最初の寄贈先なので、活用方法を教えていただければ」と話した。
 林教育長は、「インターネットが世の中で役立つ中、その反面、色々な問題があり、巻き込まれてしまうことを伝える内容で、いつ巻き込まれるか分からない。ルールを分かっていればと思う。ガイドブックは学校に備えて、生徒はもちろん、保護者への研修会などでも使用し、みんなに使ってもらいたい。配布方法を議論して有効に活用したい」と感謝した。
 担当職員からも、「保護者への参考書や道徳の教材としても活用できる」と話した。
 同会は、全国11の総括支部があり、北海道は5つ支部が、さらに分会に分かれ、地域社会の安全と安心の向上に貢献している。
 同会が発行する「こども手帳」は、2010(平成22)年に初版、2014(平成26)年に改訂。2016(平成28)年に新たに電子版(CD)を作成した。子どもたちの安全安心への意識を高める総合的な副読本で、子ども達が自ら考え、行動できるように全国の小学校へ寄贈を続けている。
 公益財団法人日本公衆電話会 関連記事