8月2日(水)に、小樽へ来る外国人への利便性を高める「小樽両替マップ」が1万部完成した。
おもてなしをコンセプトにしたマップは、銀行・郵便局・コンビニ等がどこにあるか、利用できる情報を分かり易く工夫して掲載。随時、市内の銀行やホテル、観光案内所に配布する。
駅前通りにある北陸銀行小樽支店では、クルーズ船寄港時などに多くの外国人が訪れる。両替に関する質問等が多く、金融機関として外国人へのおもてなしをしたいと、これまで、外国人向けのマップ等を製作してきた小樽商科大学井上典子ゼミに相談。
今年4月に「金融機関マップ作成による外国人観光客への”おもてなし”プロジェクト」を、井上ゼミ(留学生や学生7名)が中心となり立ち上げ、北陸銀行小樽支店と小樽観光協会が監修した。
同マップは、B4サイズ・カラーで、4つ折りで持ちやすく仕上げた。外国人観光客へのアンケート調査結果を盛り込み、表紙には、銀行での両替にかかる時間や、コンビニにATMがあり、小樽では紙幣しか両替できない点を掲載。レイアウトもゼミの学生のアイディアを活かした。
表面には、銀行・郵便局・コンビニでは何ができるか情報を表にまとめ、国旗やイラストを使用し、ひと目で分かり易くした。
両替できる貨幣の国を国旗で、取引方法は、カウンターかATMか○×で表記。知っていてほしい内容については吹き出しにして、ATMで使えるか、両替の上限は、パスポートは必要かなどポイントを抜き出した。さらに、細かい情報は注意書きで表記。
裏面一面はマップにして、現在位置から近い銀行・郵便局・コンビニが分かり、右下の表から、近くの銀行等の営業時間やATMかカウンターの扱いかを掲載し、道案内としても役立つ。
イギリスから商大に留学中のAndrew Meechanプロジェクトリーダーは、「マップで全ての情報が分かり、サービス向上に繋げ、どこで両替ができるか外国人への手助けになれば嬉しい」と期待を寄せている。
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