7月28日(金)から3日間の日程で開幕した第51回おたる潮まつり(平松正人実行委員長)は、29日(土)の潮ねりこみの熱気も冷めぬまま、30日(日)の最終日を迎えた。
初日は夕方まで雨が降ったものの、その後は晴天に恵まれ、多彩な催しや露店を楽しむ人々で、昼夜賑わった。
最終日は、陸・海・空から、まつりを盛り上げるイベントを繰り広げた。
陸では、14:00に角磯ハブタイ屋前(花園銀座商店街)から、神輿パレードがスタート。全国各地から担ぎ手900人が集結して、松前神楽小樽保存会を先頭に、潮見ケ岡神社・北海睦会・龍祭会・三四郎・北海男塾らが5基の神輿を担ぎ、「セイヤ!セイヤ!」の迫力ある掛け声とともに練り歩いた。沿道では、神輿ファンが大勢詰めかけ、その様子を見守った。
2時間半かけて、中央ステージ前に到着。5基の神輿が入り乱れる勇壮な宮入が始まり、会場は熱気に包まれた。
海上では、海に感謝し海の安全を祈願する船団パレード「潮わたり」が行われた。祝津・高島の漁船団9隻とクルーザー1隻が連なる様子を楽しんだ。あらかじめ抽選で選ばれた100名が、小樽観光船乗り場から観光船「あおばと」と屋形船「かいよう」に分かれて乗船し、船上から見る小樽の景色を楽しんだ。
乗船客全員に特製タオル等がプレゼントされ、恒例の抽選会で9名が当選し、小樽のガラス工房製作の潮まつり特製風鈴を受け取った。
札幌から乗船した家族は、「小樽に住むおばあちゃんが申し込んでくれた。タグボートから水が出て面白かった。船団を見たらすごかった。また、機会があれば乗ってみたい。昨日から祭りを楽しんだ」と満足した様子だった。
空では、20:00に2,000発の花火が色内埠頭から打ち上げられ、まつりの終盤を飾った。メイン会場をはじめ、花火が見える場所に、早くから席を確保する見物客の姿が見られた。
スターマインや打ち上げ花火が次々と夜空を彩り、40分間ほどの花火を楽しんだ。厩岸壁では、岸壁に沿って車がずらりと並び、花火見物客で賑わった。昼間から釣りをしたり、バーベキューを楽しみ、夜の花火まで待機していたグループも多かった。
海面には、夜空に咲いた大輪の花火の光が反射して帯ができた。フィナーレはダイナミックな連発が打ち上げられ、観客から歓声が上がり、拍手が沸き起こった。
花火が終わると、一気に帰宅する車で周辺道路は渋滞が続いた。
花火後も会場ではさらにまつりが続き、さよなら潮音頭、潮太鼓の打演で締めくくり、3日間のまつりは幕を閉じた。
◎潮ねりこみ審査結果 ◎審査結果
優 勝 クリロン化成株式会社北海道事業所満ち潮隊
準優勝 北一硝子
審査員特別賞 小樽液済会病院・小樽市内郵便局・小樽信用金庫
陸上自衛隊第11特科隊・おたる花街舞姫衆
市民賞 メジロ組
◎うちわコンテスト審査結果 ◎審査結果
最優秀賞 川嶋凜香(菁園中学校1年)
優 秀 賞 梁川隼太郎(潮見台小学校2年)・藤井実(豊倉小学校4年)
山本由利菜(菁園中学校2年)
◎おたる潮まつりHP ◎関連記事