旧手宮線に多彩なガラス作品! 小樽がらす市の3日間



 全国各地のガラスを楽しむ「第9回小樽がらす市」が、旧手宮線と色内広場を会場に、おたる潮まつりの開催(7月28日~30日)と同時に始まった。
 ガラスの風鈴150個が、線路の上50mにわたり吊るされ、涼しげな音色が同イベントの開催を告げている。夜にはライトアップされ、幻想的な光景に包まれる。
galsichi2.jpg 市内の18店舗を含む全国各地から33店舗が旧手宮線を会場に集結。ガラス絵・トンボ玉・サンキャッチャーが並び、マグネット作りなどの体験や個性溢れるガラスを展示販売した。
 あいにく雨がぱらつく空模様となったが、気に入ったガラス製品を買い求める沢山の人が行き交い賑わった。
 飲食ブースを提供する天狗山カレー&カフェcelanは、ドリンクだけとフードの2店舗を出店。カレーやローストビーフなどを用意し、テント内で飲食できるスペースも設置した。
 冬のワイングラスコンテストに続き、夏は小樽ビールが協賛して、ガラス職人が競い合うビールグラスコンテストを開催中だ。
 エントリーした19作品の中から、気に入ったビールグラスに投票し、グランプリ作品をはじめ、各グラスに応募した中から抽選で1名にビールグラスと小樽ビールをセットでプレゼントする。
galsichi1.jpg グラスデザインコンテストも、色内広場の特設テント内で、最優秀賞・優秀賞・入選作品を展示中。3,000円以上の買物でガラス製品が当たる抽選会も実施している。
 一番遠くから出店した、東京都小笠原村父島「isopoiyo glass accessory 」のオーナー木村絵利香さんは、「人が作らないガラスを作り、不思議感を感じてもらいたい」と話す。
 光が綺麗に反射して見えるでこぼこしたとんぼ玉や、富士山をモチーフにした円錐形のとんぼ玉など、カラフルで模様が面白いとんぼ玉を使ったペンダントなどアクセサリーが並ぶ。
 朝里川温泉に工房を構えるStudio J-45は、ガラス市のためにデザインしたものを含めて15種類のオリジナル小樽風鈴を販売。
 glass art N+(色内2)も、小樽風鈴コーナーを設置し、風が吹くたびに風鈴の音色に包まれ、プランターやグラスなどカラフルな色のガラスが並ぶ。川田伸行さんは、「がらす市価格に押さえています」と話す。
 KIM GLASS DESIGN(祝津3)は、ガラスを使ったシンプルなペンダントやピアスなどのアクセサリーを初出店するなど、がらす市に向けて、それぞれの作家が気合を入れた作品が並んでいる。
 29日・30日は、屋外ならではの移動窯を色内広場に設置して、ガラス作家による吹きガラスデモンストレーションと製作体験が開かれる。
 第9回小樽がらす市 旧手宮線・色内広場
 7月28日(金)12:00~21:00・29日(土)10:00~21:00・30日(日)10:00~20:00
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