森井秀明小樽市長の7月定例記者会見が、7月4日(火)11:00から市役所(花園2)で行われた。
先月24日のドリームビーチの海開きに関連して、記者からは、ドリームビーチ以外にも確認された私設海水浴場における海の家の違法建築について質問があった。
市長は、同ビーチの違法建築問題はクリアされたとした上で、「違法建築に対応する手順を改めて精査した。夏季には海の家関係者との連絡が容易になるので、改善をアプローチする」と答えた。
強制的に市が違法建築物の撤去を行う行政代執行については、「自発的撤去が大前提」と、直ちには実施しない意向を示した。
また、7月3日(月)に市が緊急記者会見を行った、市内医療機関の集団結核感染に関連し、医療機関名を市が公表しないことについて、市長は、「これが公共施設であったら公表するが、民間施設なので公表の判断はシビアになる」とした。
結核感染の拡大防止のため医療機関名の公表が必要ではないかの問いには、「感染症法に基づいて対応しており、公表は、(医療機関名の公表ではなく)第一に結核が発生している状況であることを周知するのが目的。結核は建物を使用制限するような感染症ではなく、感染力は強くないと言われている」と説明。また、当該医療機関には、3日に電話で指導を行い、院内で対策協議が始まったことを明らかにした。
記者からは、昨年の7月以降、同一医療機関で入・通院者に10人も結核患者が発生しているにも関わらず、1年を経過して公表している対応について問題を指摘する声があった。
市長は、「今回の対応により、今後、感染拡大が生じた場合は、市も責任を取る」と答えた。次回開催は8月2日(水)の予定。
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