小樽市議会(鈴木喜明議長)の2017(平成29)年第2回定例会の最終本会議が、6月27日(火)13:00から市役所(花園2)議場で行われ、2017(平成29)年度補正予算7,123万円が提案どおり可決された。
一方で、市民から提出された、2017(平成29)年度中に市民プールの基本設計・実施設計に取りかかるよう求める陳情については、建設形態や場所が決まらず、設計に取りかかるのは困難との市の現状が明らかになったことから、陳情者の思いに賛同するが、実現できない陳情を採択することはできないとして、多数により不採択となった。
公明党・斉藤陽一良議員は、不採択をじくじたる思いとしながら、「市民プール建設を公約にして市長に当選し、就任後これまで十分な時間がありながら、また、全会一致の陳情採択という明確な議会意思が示されているにもかかわらず、自らの後援会関係者の便宜を図ることばかりに汲々として、多くの市民が求めるプール建設を一向に進めようとしない森井市長は、この現実を厳しく認識し、政治姿勢を根本から反省すべき」と糾弾した。
議会では、2015(平成27)年第2回定例会に提出された「新小樽市室内プールの早期建設方」の陳情について全会一致で採択し、以来、森井市長に対してプール建設を早期に実現すること求めて来た。
しかし、森井市長はこの2年間で自ら掲げた選挙公約の市民プール建設の目途すら立てられず、市長公約は口先だけの実行の伴わない単なる空念仏だったことが明らかになった。
追加提案のあった、市固定資産評価審査委員会委員、農業委員会委員、人権擁護委員の人事案件については全会一致で同意された。
◎H290627小樽市議会本会議1 ◎H290627小樽市議会本会議2
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