小樽出身の谷明日香さん(23)は、独立行政法人国際協力機構(JICA)青年海外協力隊2017年度1次隊の隊員として、7月からカンボジア・バッタン州教育青年スポーツ局に、2年間の任期で派遣される。
出発を前に、6月22日(木)10:00から小樽市長を表敬訪問した。市長は、「学んだことを他の国で活かし、大きく寄与されると思う。将来が楽しみ。戻った時には、ぜひ報告してもらいたい」と激励した。
谷さんは、小樽潮陵高校を卒業後、北海道教育大学函館校で国際文化協力を専攻し、日本語講師の資格を取得。小学校6年生の時に、家族旅行で初めての海外旅行で、カンボジアやタイへ旅した時、ストリートチルドレンや地雷で怪我をした子ども達に衝撃を受けたのがきっかけとなり、青年海外協力隊に興味を持った。1年ほどベトナムに留学し、今年3月に大学を卒業したばかり。
福島県で70日間の訓練を受け、小樽を7月3日に出発する予定だ。任期は7月4日から2年間。
派遣先での養成内容は、運動会の開催と課外活動を通して、生徒会活動を活性化すること。前任者が何校か運動会を実施しており、それを継続し新規開拓し、日本語・音楽・スポーツ等を指導する予定。
谷さんは、「活動を通じて、日本とカンボジアの友好関係に少しでも貢献できればと思う。新卒で実務経験はないが、若さと元気で楽しく活動したい」と決意を述べた。
今回は、年4回ある2017(平成29)年度1次隊で、道内19名のうち13名が女性だった。累計では、シニアも合わせると2,300名となり、これまで小樽からは、青年海外協力隊員に64名・シニア海外ボランティアに2名が派遣されている。
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