絵を描くことが好きな男女が集う「睛竜(せいりゅう)会」(河合幹夫代表)が、6月14日(水)~18日(日)、市立小樽美術館(色内1)1階多目的ギャラリーで開かれている。
今年で13回目を迎える同展は、賛助作品を含め男女9名の4号から50号までの水彩・油彩・アクリル画の41点を展示している。
会名の睛竜会とは、中国のことわざで、物事を完成するために、最後に加える大切な仕上げのたとえ「画竜点睛」に由来している。
会の集まりはとくにないが、年1度の作品展を目標に、各自で写生したり、静物画に取り組んだりと、気に入った作品を持ち寄り発表。会期中は、会員同士が顔を合わせる機会となり、会話が弾み笑い声が絶えない。
今回の案内状は、友成千幸さんの作品「道庁赤レンガ」を起用。
杉山英二さんは、風景画を得意とし、富岡カトリック教会や春の熊碓川、道庁など5点を出展し、鮮やかなピンク色の桜が印象深く、会場の雰囲気を明るくしている。現場でスケッチして、自宅でじっくり作品に仕上げている。
古屋教室(故古屋五男氏主催)で学んだ中岡良子さん・鹿嶋和子さん、創立会員の八幡郁子さんなど、古屋氏から指導を受けた思い出のカジカやカニなどの静物画は、新たに手直しして出展した。
賛助作品の日向良子さんは、繊細なタッチで描かれたホトトギスやハナツリフネソウ、つるバラの3点とカムイ岬を出展した。
八幡さんは、「それぞれが個性的で性格がにじみ出た作品。河合さんは湿原が好きで、得意な分野で発表している。この機会に多くの皆さんに観ていただきたい」とPRした。
第13回睛竜(せいりゅう)会展 6月14日(水)〜18日(日)10:00〜17:00(最終日16:00)
市立小樽美術館(色内1)1階多目的ギャラリー 入場無料
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