小樽市議会の2017(平成29)年第2回定例会が、6月6日(火)10:00から市役所(花園2)議場で始まった。
冒頭、横田議長の任期途中の退任に伴い、議長選挙が行われ、自民党鈴木喜明氏(58)が18票を得て当選した。(投票数25・内有効18・無効7)
鈴木新議長は、就任の挨拶で、「伝統ある小樽市議会の議長の要職を賜り、身に余る光栄。職責の重さを痛感すると共に、最善を尽くし職務遂行に邁進すべく心を新たにしている。市民の声をしっかりと行政に届け、市民に身近で信頼される議会の実現に向けて全力を傾ける」と話した。
休憩を挟み、森井市長から補正予算案、条例改正案など6議案と専決処分報告。続いて共産党川畑正美議員から小樽市非核港湾条例案について、それぞれ提案説明が行われた後、5月25日開催された予算特別委員会(前田清隆委員長)の裁決結果について、委員長報告が行われた。
同委員会では、市の総合計画策定委員から市議会議員を除く一方で、策定案の内容全てを議会で議論出来なくするなど、市議会議員を総合計画策定からただ外すことを意図するような条例案に対し、議会側が提出した策定委員に議員を加えることとする修正案が可決されていた。◎関連記事
無所属石田博一議員が委員長報告に反対する討論、共産党小貫元・公明党千葉美幸・無所属安斎哲也各議員が賛成する討論を行い、採決の結果、委員長報告に賛成多数により修正案が本会議で可決された。
安斉議員は討論の中で、「森井市長は、行政実例を持ち出し、市議会議員を排除したが、一方で、市長が市長交際費を流用している問題について、自治省通知で、交際費の流用や予備費からの充用は適当ではないとしている指摘に対し、”予算が嵩んだ”などと言い訳を繰り返し、2年連続で交際費の流用を繰り返している。こんなご都合主義の解釈は理解できない」と森井市長の自己矛盾を強く指摘した。
森井市長の条例案は、昨年12月に市長の発言を巡って自然閉会した2016(平成28)年第4回定例会で提案されたものだが、その後、翌2月の2017(平成29)年第1回定例会では、誠実で合理的な説明を行うことが出来ず、継続審査となっており、森井市長の議員排除を望むだけの思いつきのような提案に、今回、議会からの修正案が可決されて、ようやく解決した形となった。
議会日程は、この後、12日(月)から会派代表質問が始まり、6月26日(月)に最終日を迎える予定。
◎H290606小樽市議会本会議1 ◎H290606小樽市議会本会議2
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