後志管内倶知安町JR駅裏手にある、元農家の三島和夫さん宅の庭の芝桜が満開となり、町内外から芝桜を楽しむ多くの人で賑わい、晴れていれば羊蹄山と芝桜の絶景を楽しむことができる。
三島さんの芝桜開花状況を更新している倶知安観光案内所(JR倶知安駅内)のブログによると、5月15日頃から少しずつ咲き始め、31日(水)に満開を迎えた。
31日は、あいにくの曇り空で、羊蹄山は雲に隠れたままだったが、辺り一面、敷き詰めるように咲いた芝桜が見事で、大勢の見物客が訪れていた。
高齢者施設の利用者も散策に訪れ、ピンクや白の芝桜をバックに記念撮影したり、笑顔で楽しんでいた。
三島さんは、農業を引退後、農地が荒れるのを防ぐために、2003(平成15)年頃から芝桜を植え始め、年々増やして、現在は4,000㎡の芝桜の庭園を築き、無料で公開している。
園内には、羊蹄山をイメージした小山を作り、隅々まで芝桜を咲かせた。ピンクの濃淡や白など8通りの色の芝桜が鮮やかに咲き、まるで絨毯のようで、来園者の目を楽しませている。
一昨年から芝桜の開花に合わせて菜の花も植えられた。黄色のアクセントが加わった美しい光景に目を奪われる。
写真愛好家にとっても、絶好の撮影スポットとなり、しきりにシャッターを押していた。
旅行会社の芝桜見物バスツアーも組まれている。
芝桜庭園には駐車スペースがなく、6月中旬まではシバザクラ臨時駐車場に、大型バスが駐車できるくとさんパーク駐車場、旭ケ丘公園駐車場を利用するよう呼び掛けている。
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