いよいよ桜の便りが北海道にも届いた。4月23日(日)に渡島管内松前町のソメイヨシノが開花し、北海道に桜前線が上陸した。
小樽では、4月25日(火)12:47に最高気温21℃を記録。市内でも桜が咲き始め、市民や観光客は桜の開花を喜んだ。
小樽・札幌のソメイヨシノの平年開花日は5月3日となっており、一昨年は4月22日で、昨年は4月24日だった。
小樽海上観光船乗り場横の小樽市産業港湾部港湾室(港町4)建物の花壇にあるソメイヨシノの蕾が膨らみ、日当たりの良い場所から開花し始めている。
この桜の木は、1984(昭和59)年に、色内港町町内会長の福田勝治さんが寄贈したもので、昨年も早目に開花している。同建物2階に事務所を構える男性によると、21日(金)に事務所の窓から開花を確認したという。
観光客で賑わう堺町通りの桜(エゾヤマザクラ)も開花し、訪れた外国人観光客は、花を眺めたり、桜の木をバックに記念撮影していた。
同通りメルヘン交差点を良く知る男性は、朝は数個咲いただけだったが、気温が上昇し一気に開花したという。同交差点には他にも桜の木があるが、この1本だけがなぜか沢山の花をつけていた。
小樽の市街地のソメイヨシノ開花の”標本木”と目されている小樽警察署の桜は、蕾が大きく膨らんでいるが、まだ開花に至っていない。このソメイヨシノが咲くと、小樽の桜の開花宣言となる。
小樽の桜は、ソメイヨシノから咲き、エゾヤマザクラがこれに続き、間をおいてヤエザクラが咲く。例年、GW前後に開花を迎えており、市内の桜名所は、GW中には満開となる所が多い。市内にも桜前線が到着したことで、今後、市内の桜名所は、花見客で賑わうことになる。
札幌管区気象台によると、後志地方は、急な強い雨や落雷、融雪、濃霧による視界障害やなだれ、強風と高波に注意を呼び掛けている。26日(水)の日中は、曇の広がりやすい天気となり、最高気温は、14℃前後まで上がる見込み。
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