都通り商店街"土曜市" 小学校に図書113冊寄贈


 都通り商店街無農薬野菜即売会実行委員会(小林満実行委員長、都通り商店街振興組合理事長)が、小樽市内の2小学校に図書113冊(20万円相当)を寄贈し、4月19日(水)13:30から、小樽市教育委員会庁舎(花園5)で贈呈式が行われた。
doyoichibook1.jpg 贈呈式には、即売会に協賛するしりべしなんでも百姓くらぶの瀧下純一郎代表ほか、村上順一同事務局長ら3名が出席。瀧下代表から林秀樹教育長へ、手宮中央小学校に51冊、朝里小学校に62冊の新刊図書がそれぞれ手渡された。
 同実行委員会では、無農薬野菜などを販売する「土曜市」の売上の一部で、2009(平成21)年から市立小樽図書館に図書を寄贈してきた。2014(平成26)年からは小学校2校に各10万円相当の図書を寄贈している。
 瀧下代表は、「図書館へ寄贈していた頃は、農業や環境を扱った図書の購入をお願いしていたが、現在は、学校が希望する図書を購入してもらっています」と話した。林教育長は、「今年度は、図書整備のほか学校図書館司書の配置など、学校図書館活動の活性化を進めていくので、大変ありがたい寄贈です」と応対した。
doyoichibook2.jpg 土曜市は、都通り商店街を会場にして、5月から11月中旬までの毎週土曜日に開催。同くらぶのメンバー11~12軒が出店。無農薬野菜や新鮮な果物、平飼いの卵、はちみつなどを販売している。今年で16年目となる土曜市は、毎回好評でリピーターも多く、短時間で売り切れるほどの人気がある。
 今年最初の土曜市は、5月6日(土)11:00から行われる。今年から、子ども食堂を主宰する商大生のグループ「CREAM」も参加することになり、瀧下代表は、「安全な食べ物を作る自分たちにとって、子ども食堂との連携は願ってもないこと。子ども達に農業体験させる機会を作るなど、いろいろ考えていきたい」と話した。
 同くらぶには、余市、仁木を中心に後志一円の農家や就農を目指す人、パン屋など約50軒が参加しており、消費者の立場に立ち、安心で安全な食べ物作りを行っている。7月には余市でファーマーズチャリティーコンサートを開催している。
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