小樽市と市内郵便局や大学、コンビニなどが協力体制を構築する「地域における協力に関する協定」の締結が続いている。
小樽郵便局とは3月24日(金)に、北海道職業能力開発大学校(銭函)とは3月30日(木)9:30から、株式会社セブンイレブン・ジャパンは11:30に、それぞれ市役所(花園2)で締結式が行われた。
郵便局との同協定は、市内33の郵便局が、日常の業務活動中に、高齢者・障害者・子どもなどの何らかの異変、道路の異常や不法廃棄が疑われる廃棄物などを発見した場合、小樽市へ情報提供を行い連携を図る。
森井市長は、「安心安全なまちづくりをする上で、市としても心強く思う」と述べ、
鎌田小樽郵便局長は、「市民の安全安心のために努力します」と、横木錦町郵便局長は、「連携の理念である地域を守ることに取り組んで参りたい」と誓った。
これまで様々な連携を図ってきた同校と、さらなる連携と協力関係を深化させるため、知的資源及び情報などについて、相互交流支援や効果的な活用を進め、地域社会の発展のために人材育成及び科学技術の振興に寄与する目的で、連携協定を締結。前田康二校長が出席し、協定書にサインし握手を交わした。
ものづくりの実践技術者を育てる北海道唯一の国立教育機関の同校とは、小樽市総合計画審議会委員や小樽市歴史文化基本構想策定委員会委員など、本市のまちづくりに関して様々な協力や、市と共催の市民講座や産業振興、歴史的建造物の保全などの分野にも連携を図ってきた。
前田校長は、小樽市と連携することにより新しい産業の卵を実際に孵すことができるようになり、北海道における新しい産業の発祥の地と小樽市がなれるよう、今回の連携協定が有効に発展するよう努力する」と決意を述べた。
これまで、2008(平成20)年3月に小樽商科大学と、2016(平成28)年5月には北海道科学大学と連携協定を締結している。
◎小樽商大との連携協定 ◎北海道科学大学との連携協定
同日、市と同社は、宅配サービスなどの日常業務の中で高齢者等の異変を察知した場合に、関係機関と連携し、速やかな対応に繋げ、事故や孤独死を防ぎ、高齢者が安心して暮らし続けられるよう地域福祉の向上を図る「小樽市地域見守り活動に関する協定」と、災害時における被災住民等の救援のため、食料品や日用品などの物資の供給や店舗の営業継続について、災害応急復旧対応の体制強化を図る「災害時の物資供給及び店舗営業の継続又は早期再開に関する協定」を締結した。
市内には、セブンイレブンの店舗は、現在20店舗ある。