春の穏やかな天気となった3月18日(土)9:00から、おたる水族館(祝津3)の通常営業が始まり、待ちわびた家族連れをはじめ、観光客らが大勢来館し、同館行きのバスも混雑が続いた。

第1章~旅立ちの春~は、サケの稚魚をメインに、会場には、サケのふるさと千歳水族館提供の2016年9月14日に採卵し11月14日に孵化した大量の稚魚を、丸い水槽に展示しインパクトを与えている。
秋が産卵期と思いがちのサケの仲間にも、外来種のニジマスや幻の魚イトウは、春が産卵期。意外に知られていないサケの仲間の生態も紹介している。

北海道のサケの漁獲量は日本全体の80%を占め、北海道に生息するサケ科は、4尾13種類にも及ぶ。4000年前の縄文時代から江戸時代のサケ漁の方法、明治時代にサケの缶詰めが製造されるなど、人間とサケの関わりについてパネルで解説している。
オタリアやイルカなどのショーも始まり、大勢に観客が楽しんだ。冬期営業中楽しませた雪中散歩のジェンツーペンギンからバトンタッチした、フンボルトペンギンによる海まで遠足が通常営業からスタートした。

ペンギンの散歩の前には、トドが豪快なジャンプを披露し、おたる水族館ならではの迫力あるショーは、来館者を喜ばせた。
ネズミイルカのアツコは出産を控え観覧を制限中。マナ(メス)と一緒に水槽で過ごしている様子をモニター画面で観ることができる。深海生物やフウセンウオの展示スペースも増設した。
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