小樽市議会(横田久俊議長)平成29年第1回定例会の予算特別委員会(前田清貴委員長)が、3月10日(金)13:00から市役所(花園2)別館3階第2委員会室で開催され、厚生常任委員会所管事項の質疑が行われた。
共産党・酒井隆裕議員は、昨年4月末に秋野恵美子前保健所長が退職後、所長の不在が続いている問題について、「現状のままでいるのは異常だ」と指摘した上で、市の認識について質問した。
市は、「保健所長が不在であることは好ましいことではない。本来はすぐにでも適任者に就任してもらう必要があるが、全国的にもなり手が不足しており、残念ながら就任に至っていない」と答えた。
また、これまで病院局長や副市長が北海道や大学の医局に働きかけを行っており、平成30年度には配置できるよう一定の目途が立っていることを明らかにした。
保健所は、都道府県が設置するものだが、地域保健法に定められた市については保健所を設置することができる。道内では、札幌・函館・旭川・小樽の4市が独自に保健所を設置しており、他の市町村は北海道が設置した保健所の所管に属している。
保健所は疾病の予防、健康増進、環境衛生などの地域公衆衛生活動のほかに、食品の製造・販売をはじめ薬品販売、旅館業など多くの許認可も行っており、早期の所長就任が求められている。
◎H290310小樽市議会予算特別委員会1
◎H290310小樽市議会予算特別委員会2
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