ダンスとアートがコラボ! A Crystal Night in Art Museum



 ダンスとアートがコラボレーションした第2回文団協・雪あかりジョイント事業「A Crystal Night in Art Museum ともしびのむこうに」が、2月8日(水)~12日(日)に17:00と19:00の1日2回、市立小樽美術館(色内1)1階多目的ギャラリーで始まった。
collabdance1.jpg 2回目となる今回は、小樽出身又は在住の若手アーティスト・上嶋秀俊・小川豊・高橋一文・中丸大輔・鳴海康弘氏の個性豊かなアート作品が、空間を構成する。この作品をバックに、直江バレエ研究所(上野亜希子代表)に通う、中学生2名と高校生3名が、コンテンポラリーダンスを披露した。
 雪あかりの路をイメージにした「ともしびのむこう」をテーマに、アート作品とからめた創作ダンスを5名が華麗に舞い、観客を魅了した。
 昨年同様、同研究所振付家の大江帆那さんが創作を手がけ、「Light,Black,Life」と「私ってなに?ともしびに向かって」の2作品(各20分)を、17:00と19:00に交互に上演。

 大江氏は、「”私ってなに?〜”は、思春期の女子の自分の魅力や存在ってなんだろう?、灯火が自分自身をイメージし、他の人と関わりながら大人になってこれからを歩んでいく内容で、”Light〜”は、灯火が命の象徴をイメージし、灯火もあれば闇もあり、白と黒、表と裏の対照的なものをイメージした」と話す。
 17:00の初回には市民ら30名が集まり、美術館ギャラリーの空間を共有。アート作品とダンスのコラボレーションを間近で鑑賞し、拍手が贈られていた。
 collab3.jpg上野代表は、「アート作品とダンスが共通テーマを持ち、展示中の作品と関わりながらのダンスを観ていただきたい」と話した。 観客の1人は、「昨年も観て素敵だったので来てみた。今回も良かった」と満足していた。
 会場中央の壁に「Splash」を出展した中丸さんは、「”ともしびのむこうに”の言葉からイメージし、小樽に住んでいた子どもの頃見た雪をイメージして構成した。ダンスと作品の共演は初めてで、ギャラリーの空間だけじゃなく動きがあって良かった。会場は静かなイメージだが動的なものが入り新鮮だと思う」と話した。
 「心のひだ」の小川さんは、「”ダンスと絵は生きるもの”をテーマにし、共通点があってとても楽しみ」と話した。

 日本画の絵具やいくつかの素材を使ったミクストメディア11点を発表、7つの大罪をテーマに、物欲・嫉妬・憤怒など骸骨をモチーフに表現したという鳴海さんは、ダンスを観て、「刺激になる」と話した。
 第2回文団協・雪あかりジョイント事業
 A Crystal Night in Art Museum ともしびのむこうに
 2月8日(水)〜12日(日)16:00〜21:00(最終日〜20:00) 入場無料
 上嶋秀俊・小川豊・高橋一文・中丸大輔・鳴海康弘氏の作品展示
 創作ダンス「Light,Black,Life」と「私ってなに?ともしびに向かって」
 2月8日(水)~12日(日)17:00と19:00の2回 入場無料
 直江博子創作バレエ研究所の振付家・大江帆那氏、中高生5名
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