小樽雪あかりの路実行委員会(中村全博委員長)は、2月3日から10日間の日程で開催された第19回小樽雪あかりの路が、2月12日(日)に閉幕した。
同実行委は、イベントの総括を2月13日(月)に発表。来場者数については、全日程を通じて天候に恵まれ、その影響で客足が伸びたさっぽろ雪まつりは最多の264万人が来場し、同イベントと開催期間が重なったものの、建国記念日が土曜日と重なり休日が1日減ったことや、旧正月(春節)と重ならなかったことなどにより、50万人は超えたものの、前年より26,000人少ない51万8,000人に留まった。
運河会場には、例年より多くの外国人観光客が訪れ影響はなかったが、休日に家族連れが多い手宮線会場などは1日減ったことで客足が見込めなかった。
余市やニセコと連携し、雪あかりをPR。外国人観光客の来場が昨年以上に目立ち、市内宿泊施設や中心部の飲食店などの期間中の稼動率は良好で、本イべントの狙いのひとつとなる経済波及効果において、一定程度寄与した。
幻想的なあかりを放つロウソクの使用本数は、メーン会場で約4万本、準メーン会場で約1万本、その他あかりの会場などで約7万本、合計約12万本と例年同様。
イベントを支えるボランティアについては、おもてなしボランティアの会・小樽観光ガイドクラブ・緑のまちづくりの会・杜のつどい・小樽青年会議所・北海道建築士会、日本人学生ボランティア「橙」、海外ボランティアの「OKOBO」と「eVOL」の、延べ2,308人が参加した。そのうち、次代の担い手の育成を目的に、各高校へ呼びかけ高校生ボランティア229人が協力した。
雪あかりの路開始前の15:00から、おたる案内人が役を務めるバックヤードツアーは、例年の5日間より1日少ない4日間の開催となり、昨年より33人減の128人が参加した。
花園銀座商店街主催の「おたべるトクトク体験キップ」は、昨年の326枚より67枚多い393枚を販売し、商店街の活性化にも寄与した。
公式土産として新発売の「雪あかりマシュマロ」は完売。新しい取り組みの出前説明会や多彩な関連イベントを実施し、来年20回目に繋げるイベントになった。雪不足による雪入れ作業はなかった。
各イベントの応募締切は以下の通り。
●スタンプラリー「地上のホシサガシ10」2月15日(水・消印有効)
●雪とあかりのオブジェコンテスト 2月28日(火・必着)
●雪あかりの路エピソード募集 3月3日(金・消印有効)
●愛のフォトコンテスト 3月3日(金・必着)
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