新潟大学・北海道大学歯学部同窓会小樽支部(大聖康洋支部長/18名)は、小樽雪あかりの路を支える海外ボランティアチームに、2月6日(月)と7日(火)12:00から、かもめ亭(色内1)での昼食会を開いている。
地元小樽に住んでいながら何もしていないのは申し訳ないと、雪あかりのイベントに協力するため、海外から訪れている外国人ボランティアに、日本や小樽を意識した食事を提供して感謝の意を表そうと、2004(平成16年)から市内歯科医有志が集まり、社会貢献活動の一環として食事費用を負担。
これまでに、そばや中華料理などを提供する昼食支援活動を実施。最近では、寿司を希望するボランティアが多く、ここ数年寿司が続いている。13年間で100万円以上の寄付金が集まり、延べ783名の海外ボランティアの昼食費に充てられている。
6日は、韓国人 ボランティア「OKOBO」と中国人ボランティア「eVOL」と日本人ボランティア「橙」の49名が参加。握りたてを美味しく食べてもらうために、10名ずつ4班に分かれて食事をした。
小樽雪あかりの路実行委員長の中村全博おたる政寿司代表取締役と3代目圭介氏が、ボランティアの目の前で寿司を握った。エビやマグロなど9品の寿司とから揚げが提供され、参加者は握りたての寿司を堪能し、日本の食文化を体験した。
中国ボランティアのキム・ジチョルさん(24)は、「初めて参加し毎日が楽しい。寿司はものすごく美味しかった。どれも新鮮で、イクラの味付けが美味しかった。中国・日本・韓国のボランティアと楽しい交流が毎日あり、良い思い出になった」と満足していた。
寿司が苦手な人には、天丼が用意され、中国の初参加の20代の女性は、「天丼も美味しい。ボランティアも楽しい」と喜んでいた。
実行委員長自ら寿司を握り、ボランティアの様子を間近で見た中村代表は、「美味しそうに食べる姿を見て嬉しい」と話した。
発足当初から寄付を続ける大聖支部長は、「小樽の観光事業のために、遠い所から若い方がボランティアで来ていただいているのを見て、少しでも手伝いができればと思う。北海道や小樽ならではの食事を楽しんでもらいたい。地元を盛り上げてくれる方々を末永く支援させもらいたい」と話した。
昼食会は7日(火)も開かれ、外国人ボランティア36名を招く予定。
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