風もなく穏やかな日に恵まれた1月7日(土)七草に、日本全国に伝わる正月の火祭り行事「どんど焼き」が、小樽市内の各神社でも予定通り実施された。
どんど焼きは、御札・お守り・松飾り・しめ縄をお焚き上げし、その煙を浴びることで、1年の無病息災を祈る新春行事。
小樽総鎮守・小樽住吉神社(住ノ江2・星野昭雄宮司)は、8:00~15:00に神社鳥居脇公園内に特設会場を設け、どんど焼きを、氏子青年会の協力を得て実施した。しめ飾りやお守りなどを持った市民が次々と訪れ、神社周辺は行き交う車で渋滞が続いた。
同神社では、環境に配慮してビニールやプラスチック類の分別に協力を呼びかけ、持ち込まれた物のチェックを徹底し、相応しくないものは持ち帰るよう呼びかけた。
同神社権禰宜は、「神様の物(札・お守り・しめ飾りなど)を返し、その煙を浴びることにより、1年間、病気などにならないようにという意味が込められている」と話し、大きく燃え上がる火を見守っていた。
会場には、次々と市民が訪れ、持ち寄ったしめ飾りなどを、燃え上がる炎めかげて投げ入れ、その煙を浴びながら、無病息災を祈り手を合わせていた。
どんど焼きの後は、本殿でお参りする人の列ができるほどで、並んでいた市内の女性は、「どんど焼きでは、1年の健康をお願いして、初詣に来ていないので、お参りして帰ります」と話した。
同神社では、8日(日)も8:00から12:00までどんど焼きが行われる。
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