小樽雪あかりの路実行委員会(中村全博実行委員長)は、12月16日(金)14:00から、小樽市公会堂(花園5)1階1号室で第1回実行委員会を開き、約30名が出席した。
第19回小樽雪あかりの路は、2017(平成29)年2月3日(金)から12日(日)の10日間開催され、その概要について各部会の担当者が説明した。
2018(平成30)年に迎える20回目を意識した新たな企画として、雪あかりの路での心にしまっているエピソードや思い出の写真を募る「雪あかりエピソード&思い出フォト募集」(仮称)を実施し、20回目の節目に公開し、記念誌も検討していることを明らかにした。
冒頭、中村実行委員長は、「今回で19回目を迎え、回を重ねるごとに内容も充実し、市民参加や観光客の来場も増え、18回目は54万4千人の来場者となり、北海道を代表する冬のイベントとなったものと実感している。特に、外国人観光客の来場を期待して、さっぽろ雪まつり開催期間と重ね、前回以上となることを期待している。
市内経済も厳しい状況だが、同イベントが盛会となり、市民や来場者に笑顔が溢れ、町の活性化に寄与できることを願っている。小樽の冬の魅力を多くの方々に伝え、実行委員が一丸となってそれぞれの力を結集し、大勢のお客様に小樽の冬の温かさを伝えてまいりましょう」と挨拶した。
コンセプトは、冬の小樽の夜を活性化させるために、期間中延べ12万本のキャンドルの灯りが小樽を照らす。電球を使わず、色をつけず、大きな雪像を作らず、自然のままで作り上げるイベント。韓国・中国等の海外ボランティアをはじめ、市内の高校生も協力。延べ2,419名のボランティアの力で支えられ、手作りの温かさを共有するイベントの原点を、今一度振り返る。
前回同様、小樽運河(浅草橋〜中央橋)、旧国鉄手宮線をメイン会場に、朝里川温泉を準メイン会場の他、あかりの路会場は、市内全域に(昨年41ヶ所)に灯りがともされる。
運河プラザ3番庫を会場に冬の小樽がらす市(2月3日〜5日)、小樽観光大学校の協力でおたる案内人によるバックヤードツアー、ワックスボウル製作体験、スタンプラリー、食いだおれ大会、愛のフォトコンテスト、雪とあかりのオブジェコンテスト、フォトコン入賞作品を集めた写真展を開催する予定。
2,500枚のポスターや4万枚ポストカードはすでに配布し、公式ガイドブックは、1月下旬に完成し10万部を配布する予定。
200個の浮き球など幻想的な光景に包まれる運河会場は、より散策路の灯りを増やし、スノーキャンドルをメインに、これまでのオブジェ5基を3基に減らし、会期中メンテナンスにも充分力を入れられる団体に依頼する予定。浅草橋のハートのオブジェや中央橋のライオンズクラブのオブジェは、これまで同様設置する予定。
旧国鉄手宮線会場の設営の重機は、1月25日頃から作業を開始する予定。
市補助金360万円を合わせ、予算総額1,755万円を計上。各部会で必要経費を見直し、前回より246万円の減となり、厳しい財源でのイベントを強いられている。
前回は、雪不足のため雪入れ作業に150万円を、小樽雪あかりの路特別積立金から使用。小樽雪あかりの路会計総残高は986,841円となり、企業・市民からの協賛金や募金を募っている。
問合せ:0134-32-4111 内線267 小樽雪あかりの路実行委員会事務局
◎小樽雪あかりの路公式HP ◎関連記事