異例の空転が続く小樽市議会の第4回定例会。打開を図るべく横田久俊議長が、12月9日(金)に市長へ手渡した勧告書の回答期限の12日(月)正午になっても、森井市長からは何らの対応も取られなかった。
議会側からの催促で、ようやく15:30になって横田議長に提出され、これを受けて議会運営委員会(濱本進委員長)が17:00から開催された。
森井市長からの回答は、これまでの主張と変わらず、同委員会は12日も休会することに決めた。これで議会空転は6日目となった。
同委員会では、横田議長の勧告書手交にあたり、森井市長が無視して対応しなかったことに対して、公明党秋元智憲委員が、「議会の長である議長が、直接市長に会って勧告書を手渡したいと伝えてあるのに、森井市長は議会に関する重要な打ち合わせをしていたと対応しなかった。それなのにその打ち合わせの中身は言えないということは通用しない」と、9日の市長の行動について総務部に改めて確認した。
前田一信総務部長は、「総務部では市長に直接受け取ってほしいと思って相当説得したが、市長が『受け取れない』と判断したので、副市長と私とで受け取った」と答え、そもそも森井市長は、議長勧告書を自ら受け取るつもりがまるで無かったことが明らかになった。
また、打ち合わせ内容については、「市長に再度確認したが、庁内にいたということ、それ以上のことが返ってこない」「改めて確認するが、きちんとした答えが返ってくるか確約できない」と話した。
森井市長は、議会に関する重要な打ち合わせを副市長や総務部長ともしないで、何処かに行方不明となり、その間の動向を市役所幹部の誰もが知らないという、市のリーダーとしてはあってはならない事態を招いている。横田議長との話し合いの場を放棄してまで逃げ回り、市長の職務を放棄した森井市長。その先行きはきわめて不透明だ。
13日(火)の議会開催は未定。
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