『凍るど!プール』新設! 水族館の冬期営業


 おたる水族館(祝津3)は、12月17日(土)〜平成29年2月26日(日)の10:00から16:00まで、冬期営業を開始する。
 ゴマフアザラシの飼育展示施設「凍るど!プール」を新設し、同時に「なんまら凍れ槽」も試験飼育水槽として設置し、冬ならではの生き物の様子を展示紹介する。
 冬も水族館で楽しんでもらおうと、2011(平成23)年度から冬期間も含めた通年営業を実施し、年末年始も休ままない冬期営業も定着。さらに、冬ならではの楽しみ方や見せ方を充実させている。
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 これまでの冬期間は、ゴマフアザラシを屋内のカメの水槽に展示していたが、今年度新しい取組みとして、イルカスタジアム前に新設した屋外プールで飼育展示する。
 冬は海獣公園を閉鎖するため、生き生きとした姿を見ることができない。そこで、28.26㎥(8m×4.5m×深さ1m)のプールに、雪や氷を入れて、流氷の中で泳いでいるような展示し、冬が大好きなゴマフアザラシの生態にあった展示を試みた。
 約50頭のアザラシの中から、オスのまーくん・ぴよた、メスのももこの3頭(3歳)が、愛くるしい表情を見せながらプールで過ごす。1日2回のお食事タイムでアザラシの生態などを解説し、クリスマスや正月に合わせて、来館者の給餌体験を予定している。
1223-25aqua-iruka.jpg その横に、試験的にアクリル水槽「なんまら凍れ槽」容積約3㎥(3m×1m×深さ1m)を設置し、オショロコマ、ヤマメの渓流魚が真冬の川で過ごす様子を観察できる。
 毎年、人気を集める「ペンギンの雪中散歩」は、今年生まれた3羽を含めた11羽のジェンツーペンギンが、ヨチヨチ歩きで雪道コースを散歩。コースアウトなどのパフニングが予想され、来場者を楽しませる。ペンギン広場横には、雪を楽しめる広場も開設。
 この他、飼育員がコスプレしてダイバーになる催しも、サンタ・大掃除・おせち・鬼・ひな祭りと行事に合わせて登場し、記念撮影できる。
 正月にちなみ、2017(平成29)年1月1日(日)の入館券は、ポストカード形式にし、3日(火)までは昆布茶を振舞い、9日(月)までペンギンの羽入りおみくじを販売する予定。
 冬に生まれ春を待つ魚達(鮭・ホテイウオ・ハタハタ・鰊)の「冬・命の輝き」を、今年も展示。ハタハタと鰊の卵を入手次第、展示する予定。
 おたる水族館HP