小樽市内をはじめ、倶知安・仁木・共和・余市のスイーツが集結する「otaruスイーツフェスタ」が、11月26日(土)・27日(日)の10:00から17:00まで、ウイングベイ小樽(築港11)5番街ネイチャーチャンバーで開かれている。
会場には31店舗がずらりと並び、団子や甘納豆・最中などの和スイーツから、洋物の定番・ケーキ・プリン・クッキーなど、様々なスイーツが用意され、甘い香りが漂う中、スイーツ好きの買い物客が行き交い、どれにしようかと迷う姿も多く見られた。
同実行委員会(新倉吉晴委員長)を立ち上げての初開催となり、小樽や後志圏のスイーツの素晴らしさを広く内外に定着させ、地域の観光や製造業の振興を図ることを目的として、今後スイーツフェスタを毎年定期的この時期に開催することとした。
同事務局の株式会社ホープ・ワン(築港11)は、社員20名が赤いエプロン姿で協力。天野友嗣代表取締役は、「よりお客さんに対応できるように実行委員会を立ち上げ、本日も会場で参加協力している。市内の双葉高校の生徒と新倉屋が協力してお菓子を販売し、これをきっかけに、他の学校もどんどん参加してもらいたい。食育を含めて勉強になると思う。これだけの店舗が集まるのは、道内一の規模。毎年11月末開催を定着させ、はずみをつけ盛り上げていきたい」と話した。
ニセコ産の米粉を使ったたい焼き、桑田屋のぱんじゅうは、会場で実演販売中。バニラシュガー(小樽)は3回目の参加で、季節を先取りしたシュトーレンを、小分けにしたものから1本物までを用意。オタルジュレは、後志産のミニトマトや赤しそ・にんじんなどを使ったハードタイプのゼリー(ジュレ)で参加。
山本観光果樹園(余市)で収穫したふじりんごを使用した特製アップルパイ、木村製菓(小樽)は甘納豆5種類を販売し、おたるワイン仕込甘納豆がおススメ。
ガトーフレール(銭函)の土鍋プリンは、午前中に80個完売し、13:00には準備中となった。スポンジケーキをぎゅうひで包んだもちもちショコラも完売した。
今回初の試み、キャリア教育の一環で、双葉高校2年生ビジネスマーケティング専攻の8名が、新倉屋の協力を得て焼きショコラ「くおん」を商品開発。同フェスタで、抹茶・いちご・ラムネ・ミックスフルーツ4種・400個限定で販売を開始し、教職員共々成果に喜んでいる。3年前から同プロジェクトに取組み、学生のアイディアを盛り込み試作を重ね、7月の学祭でも300個を完売した。
会場で試食を勧めるなど販売に協力した同校2年・片岡慶生君は、「販売している場所に来て社会勉強になり、やりがいがあって楽しい」と話した。
和菓子職人直伝の和菓子制作体験は、新倉屋の串団子3本制作(11:00・13:00・15:00)と、つくし牧田の運がっぱと他2種類の和菓子制作(12:00・14:00・16:00)。13:00の串団子体験では、小さな子どもが団子を楽しそうに丸め、会場は終始にぎわっていた。
27日(日)も10:00から17:00まで、同じ内容で開かれる。
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