第10回伝統文化こどもフェスティバルが、11月13日(日)12:00から、小樽市民センター(色内2)マリンホールで開かれた。
市内5つの「伝統文化こども教室」で学んだ子ども達が、成果を発表する合同発表会で、主催は、小樽市民センターと伝統文化こども教室小樽実行委員会(明正雅紫盈代表・小樽三曲会所属)。園児から小・中・高校生約90名が参加した。
同教室は、文化庁の事業で、日本の伝統文化を次世代に継承していくことと、子どもたちが伝統文化に触れることにより、豊かな人間性を育むことを目的としている。全国で、様々な分野の教室が無料で開講されており、小樽では、こと・たけ、詩吟、いけばな、日本舞踊、茶道の5つの教室が開かれている。
同教室を開講する、小樽三曲協会・しりべし詩吟岳風会小樽支部・いけばな小原流小樽支部・日本舞踊藤間流扇玉会・茶道裏千家淡交会が出演・参加し、9つのプログラムでステージを構成。ロビーでは、茶席体験やいけばな作品の展示も行った。
ステージ上では、子ども達が稽古の成果を披露。小さな子ども達の発表には会場から笑みが漏れ、中高生の大人顔負けの本格的な詩吟やお茶のお点前、踊りなどに、観客は真剣な眼差しを向けていた。
初めて同フェスティバルを見に来た市内の男性は、「子ども達みんなそれぞれよく練習して素晴らしかった。今まで関心が無かったが、詩吟は聞いていてとても良かった。」と話した。
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