小樽商業高等学校(緑3)の小樽商業活性化委員会(高橋陽代表・教諭)は、11月12日(土)・13日(日)におたるマリン広場(港町)で開催の「第9回小樽しゃこ祭」をPRするためのプレイベントを、4日(金)・5日(土)の2日間、ウイングベイ小樽(築港11)5番街1階ネイチャーチャンバーで開いた。
会場には、市内幼稚園・保育園・保育所の子ども達が制作した”しゃこ次郎”のぬり絵・約1,000枚を展示。特典つき缶バッチ実演配布(1日500個)、小樽高等支援学校紹介パネル展示や共同開発のオリジナルグッズやしゃこせんべいを実演販売した。会場周辺には、しゃこせんべいの香ばしい香りが漂った。
しゃこ祭3回目から続けているプレイベントの初日には、同校の文化研究部・吹奏楽部・商業研究部の約20名がボランティアで協力した。
同校2年商業研究部の4名は、修学旅行の代休を返上して、手にまめができるほど、缶バッチの制作に励んでいた。アニメーション部がデザインした13種類もの絵柄と来館者オリジナルのパターンもある。バッチの2つのパーツをバッチマシーンに置き、絵柄と透明なフィルムを乗せて押し付け、数十秒で完成させた。
しゃこ祭当日は行列ができるほど人気のしゃこせんべいは、同校生徒が丹精込めて焼き上げたオリジナル煎餅。プレイベントでは各日300枚を用意した。
しゃこを食べ馴れていない人や、子ども達にも抵抗なく食べられるしゃこせんべいは、均等に伸ばした生地の上に丸ごと1尾のしゃこを載せて焼く。しゃこだしと、しゃこ醤油をブレンドしたタレを上から丁寧に塗り、5〜6分で完成。1枚200円で販売。小学生以下は150円で提供している。担当の学生達は、「しゃこまるごと入っています!」と笑顔でPRしていた。
昨年から、小樽高等支援学校と共同開発した木べらや名刺入れなどのオリジナルグッズは、道産木材を使用ししゃこ次郎の焼印を入れ、丁寧に手作りした数量限定商品。
タッチコーナーでは、小樽漁協組合提供の生きたしゃこを展示し、触ってしゃこを知ってもらおうと企画。
高橋代表は、「3年生が中心となり、私達の出番とがんばっている。せんべいは非売品のしゃこだしやしゃこ醤油を使い、試作を重ね練習してきた。多くの方に来場していただきたい」と話した。
5日(土)も同会場で、10:00から16:00まで開かれる。12日(土)・13日(日)は、特典付缶バッチ実演配布やぬり絵展示。小樽市観光物産プラザ(色内2)3番庫ギャラリーで、しゃこ祭オリジナルグッズ販売。しゃこせんべいは各日600枚。完成した缶バッチ配布は、観光船待合室で開かれる。
◎第9回小樽しゃこ祭
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