新副会頭に中野豊氏 商工会議所臨時総会


 議員改選期を迎えた小樽商工会議所は、10月31日(月)11:00から小樽経済センター(稲穂2)7階大ホールで、第33回臨時議員総会を開き、議員48名が出席。山本秀明会頭は3期目を続投。4名の副会頭のうち、中野豊氏(61・阿部建設株式会社代表取締役社長)が新しく加わった。
otarucci1.jpg 同所は、1,600名の会員の代表者として選任された80名の議員が中心となり、各種活動を推進している。3年ごとに改選され、9月27日に3号議員12名、10月5日に2号議員27名、10月14日に1号議員41名の総員80名を決め、新議員6名が加わり、3名が退任した。臨時総会では、その中から会頭・副会頭・専務理事・常議員・監事を選任し、任期は、平成28年11月1日から平成31年10月31日まで。
 会頭には、3期目の山本秀明氏(64・協和総合管理株式会社代表取締役)、副会頭は、新たに中野豊氏(61・阿部建設株式会社代表取締役)が加わり、5期目の西條文雪氏(64・西條産業株式会社代表取締役社長)、3期目の杉江俊太郎氏(60・杉商株式会社代表取締役)、2期目の平松正人氏(63歳・株式会社角一商会代表取締役社長)、専務理事には、3期目の山﨑範夫氏(63)の三役が決定した。
 退任した議員は、山形利夫氏(NTT東日本小樽支店長)、上野正之氏(真正寺住職)、野口禮二氏(北の誉酒造株式会社代表取締役社長)の3名。
otarucci2.jpg 山本会頭は、今後の方針等について、「人口減少を止めるのは難しいことではあるが、どのように産業の推進を図るかが大切で、産業プロジェクトを4つ作った。活力があって働くことができる町。観光や産業の高度化。港湾の推進では、市民目線でプロジェクトを立ち上げ、クルーズ客船の誘致、港湾内容の検討を継続。商店街対策を中心に進めるなど、一定の成果がでるまで諦めずに続けたい。
 新幹線については2030年に札幌延伸となるが、あと5年は工期の短縮を道と連携して進め、小樽に留まる価値をみつけてもらいたい。
 高速道路は、都市の機能を高めるために、小樽のフルジャンクションに。同会議所内の職員をスキルアップし、青年部・女性部の機能もアップ。ここにいる議員各位が、それぞれの企業を発展させ会議所と一体となって、これから3年間、大変なことも多いと思うが、会議所に協力してもらいたい」と述べた。
 その後、常議員の選任は、西條副会頭が選考委員長を務め、5名の選考委員会で話し合い、出席者同意により、常議員に26名、監事に2名が選任された。
 報告では、引き続き、議員会会長に、森川正一氏(モリカワ産業代表取締役社長)を指名。山本会頭任期中に限り、前副会頭の齋田義孝氏(株式会社サイダ)が特別相談役を務めることとなった。
 12:30から同センタービル5階会議室で、三役が集まって記者会見が開かれ、山本会頭は、「前向きに力強く6人一体となって頑張りたい」と意欲を示した。
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 質疑応答で、市役所との関係について、山本会頭は、「話し合いの場を持つように伝えているが、返答がない。小樽のために発言の機会を持たせてもらいたい。小樽市をできるだけ良くするために、地域振興に尽くしたい考え。市長も小樽の発展を考えて行政の長として進めてもらいたい。今の状況が良いとは言えない」と答えた。
 新たに加わった中野副会頭は、「建設業のため、市内の開発の案件の情報がいち早く当社に入り、差し支えのない範囲で、商工会議所、行政と一緒になって、あるべき姿の開発に導きたい。
 駅なかマートタルシェで物販も行い、プロジェクトで作る製品を売る場所として4年目となり、道内外からだいぶ知られてきた。これを活用して、市内の1次・2次産業、小樽市や後志管内を含めて活性化できればと思う。
 また、北海道新幹線建設促進後志小樽期成会の副会長を務めていることもあり、新幹線の開発に向けて、まさに市民を交えて市と連携して議論する必要がある」と述べた。
 小樽商工会議所1号議員
 小樽商工会議所2号議員
 小樽商工会議所3号議員
 平成28年小樽商工会議所議員改選について
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