小樽市文化祭の協賛事業「第3回小樽硝子アート展2016」が、11月2日(水)から6日(日)まで、市立小樽美術館(色内1)1階市民ギャラリーで開かれる。市内の工房で活動する硝子作家15名の作品を一堂に展示する。主催は小樽がらす市実行委員会(木村直樹実行委員長)。
市内には多くの硝子工房が集まり、個性豊かな硝子作家が作る硝子は、全国各地から人気を集めている。
この展示会は、店頭に並ぶ器やグラスとは違い、作家の技術や持ち味を引き出し魅せるアートな硝子作品を発表する貴重な機会となっている。
木村実行委員長は、「市内の沢山の作家が切磋琢磨し、硝子を知ってもらうことを目的に開き、会場にゆったりと配置し、個々に作品展を経験していない人にとっては新たな挑戦となる。作品のクオリティを高めるきっかけになれば」と期待を寄せている。
硝子界の重鎮、ザ・グラス・スタジオ・イン・オタル(最上2)の淺原千代治氏から、KIM GLASS DESIGN(祝津3)に、今年5月に入社した新人の野崎直人さんまで、キャリアを問わず参加している。野崎さんは、自分ができる表現をと同展に挑戦してる。
吹きガラス、カット、ダイヤモンドポイントなどの技法を使い、それぞれが取り組んだ新作や、以前制作したお気に入りの作品を出展し、作家同士も、他の作家の作品を楽しみにしているという。
アトリエ・セツ(長橋4)代表の山田セツさんは、ガラスと鏡に彫った作品をセットで出展。「自分達の表現したガラスを、来館者に楽しんでもらいたい」と話した。
第3回小樽硝子アート展2016 11月2日(水)〜6日(日)10:00〜17:00(最終日16:00)
市立小樽美術館(色内1)1階市民ギャラリー 入場無料
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