ピンクリボン・ファミリー実行委員会(辻井智珠代表)は、ピンクリボン月間に合わせ、乳がん検診啓発活動を、10月2日(日)13:00から15:00まで、ウイングベイ小樽(築港11)5番街ネイチャーチャンバーで開いた。この活動は、5月の母の日にも開かれ、今年2回目となった。
「元気が一番」をテーマに、早期発見・早期診断・早期治療の大切さを訴え、血圧や体脂肪測定、触診モデルによるしこり体験ブースや、がん患者サロンについて、乳がんケアのためのヨガ、術後のケアインナー販売など、約10のブースが並び、乳がん関連の情報を知ることができた。
OTARU YOGASTUDIO yujuでは、メディカルの中にヨガを用いて、ヨガがもたらす効果などを紹介した。
ワコールは、術後のブラジャーとパットを展示販売し、カスタムインナーリプロは、術後に相応しい下着やカジュアルで、刺激が少なく素材やデザインにこだわった帽子等を展示販売した。
市立病院地域医療連携室のがん患者サロン「ポプラの会」は、毎月第2・4の水曜日13:30から15:00まで、同院1階がん患者支援センター前で、同じ病気を経験した人との交流や、がんの情報やミニ講座を実施している。問合せは0134-25-1211内線1602まで。
高橋麻衣子氏やアキ&のぶ様のステージや各ブースの紹介、直江クリニック・直江和彦院長の乳がん検診等についての講話があった。その中で、マンモグラフィ検診の必要性について説明し、早期発見に繋がることを示した。運がっぱもピンクリボン運動を応援するために来場し、子ども達からの撮影に応じていた。
乳がんと遺伝の関連性については、8割が遺伝以外で、男性も100人中1人の確率で発症し、進行が早いと言われる。
直江医師は、「検診率が上がっているとは言え、自己検診での発見が多い。5mmのしこりを見つけるのは至難の技。1cmだと見つけやすく、理想は2cm以内に見つけることで、本人の触診で分かるため、自己検診が必要となる。脇の下や内側・上部などを毎月触ることで、以前との違いを感じた場合に来院し、悩まずに医師に相談してもらいたい」と話した。
なお、直江クリニックでは、平日来られない人のために、10月16日(日)に、乳がん検診を実施する。
この他、乳がんケアのためのヨガや自己検診方法を披露、保健所からの○×クイズなどが開かれた。
辻井代表は、「ぜひ、検診に行ってもらいたい。おっぱいと命と向き合って、失うことのないように活動していきたい」と話した。
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