花園グリーンロードを桜並木にしようと、市民有志の会「グリーンロード桜の会」(島常雄会長)は、9月29日(木)10:00から、花園小学校の3年生児童44名とともに、八重桜の木1本と芝桜200株を植えた。来年の春には沢山の花が咲くよう、思いを込めて植樹していた。
この取り組みは、市役所通りの美容室「クリエーション」のオーナー伊藤昇二氏が、一帯を桜並木にしたいと店舗前に植えたソメイヨシノをきっかけに始まった。
グリーンロード祭りの収益金で、1本の桜の木を植樹してから、10年計画で毎年植樹を続け、今年8年目となり、植樹した桜は28本となる。
伊藤氏は、「地元の年配の方々と子ども達が桜を通して、心の豊かさや生きる大切さを感じ、市民が楽しめる場所にし、GWには桜を観に故郷に戻ってもらいたい」と話す。
植樹に先立ち、10:00から児童はグリーンロードに整列し、島会長は、「桜の木の植樹を毎年お手伝いしてもらっている。皆さんも大事に育ててもらいたい」と話した。
同校・堀智行教頭は、「良い経験となり、早く桜の花が観られると良い。何年経っても桜の成長を見守り、大事に育てると何十年も生き続けられる」と話した。
あらかじめ、掘り起こした地面に桜の木が植えられ、児童は、順番にスコップで土をかけ、植樹に参加した。
また、今回は、花園グリーンロード東の第一大通り側に、長さ6m・幅2.5mの花壇を作り、芝桜200株を児童が植えた。
同会メンバーが、雑草を取り、新しい土を盛り準備しておいた場所に、1人2株ずつ植えた。10:30頃にはすべての作業は終わった。その後、メンバーの手によって、煉瓦で花壇を囲むことにしている。来年には芝桜を楽しめる。
参加した児童は、「楽しかった。いつも遊んでいる場所なので、桜の花や芝桜の花が咲くのが楽しみ」と話した。
これまでに、この活動に賛同し寄付(1口1,000円)した人は延べ500人にも及ぶ。日本三大桜と言われる三春滝桜(福島県)紅枝垂桜の種から育てた桜の木の寄贈があり、今回植樹した。
毎年5月の花見には、子どもから大人まで約150人が集まり、花を眺めながら親睦を深めている。
同会メンバーは、「くれぐれもペットボトルやゴミを捨てないようお願いしたい。冬は、雪捨て場となるが、せっかく植樹した桜が折れてしまうこともあるので気をつけてもらいた」と訴えた。
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