第3回小樽市定例市議会の予算特別委員会は、9月23日(金)、3日目を迎える予定だったが、森井秀明市長と議会の間で「資料要求」や「答弁の食い違いの訂正」について、用意や調整ができなかったため、結局、同委員会は開催されず、無駄な1日を空費することになった。
資料要求は、公明党秋元智憲議員が行ったもの。市が、観光遊覧船事業者に対し、高島漁港区内において、観光事業に付随する建物の建築や、遊覧船に乗船するための浮桟橋の設置の許可、さらに、護岸に遊覧船を係留することを許可したこと等について、市と、この事業者とのやり取りの記録を求めるものであった。
これに対し、市側が、やり取りのメモは事業者の話を解釈して記載している部分もあり、(主観等が入った)委員会資料としては馴染まないものなので、当初は提出を拒んだが、その後の調整で、事実を記したものを用意して提出するということになった。
答弁の食い違いの訂正については、公明党秋元議員の一般質問と、自民党中村吉宏議員の予算特別委員会の質問に対する市側の答弁が、観光船事業者が行う事業を、秋元議員には「観光船事業」、中村議員には「水上では観光船事業、陸地では主に飲食・物販業」と食い違った答弁を行っており、中村議員の議論が、この食い違った答弁を前提にして行われたことから、単に文言の訂正では済まなくなり、調整を済ませることができず、みすみす貴重な1日を空費するだけに終わった。
次回の予算特別委員会開催予定日は9月26日(月)。通常であれば13:00から始まるが、先行きは不透明な状態だ。
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